健康系の雑誌なんかでチラホラ見かけることが増えているファイトケミカルという言葉。
ファイトケミカルって一体どういうものなんでしょう?
ファイトケミカルってそもそも何?
ファイトケミカルの言葉の意味としては、
ということなので、つまり「植物由来の化学成分」ということになります。
動物ではなくて植物の持つ化学成分、ですね。
私たち人間が生きていくためにはタンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルという栄養素が必要で、更に食物繊維も必要だと言われていますね。
一方で、必要不可欠ではないけれど野菜や果物の持つ成分をとると美容や健康に何かしら良い効果をもたらしてくれますよと言われているものもありますよね。たとえばカカオのポリフェノールとか、トマトのリコピンとか、大豆のイソフラボンとか。
こういう、身体機能維持には必要とされないけれど健康に良い影響を与えると考えられる成分がファイトケミカルに当たります。
必須じゃないけどあったらあったで何かしら私たちに良い効果をもたらしてくれると考えられるもので植物由来のもの、これがファイトケミカルなんですね。
ただファイトケミカルの多くはまだまだ健康効果が証明されていないものが多いのだそう。今後研究が進むとこの辺りもより明らかになっていきそうですね。
▼ファイトケミカルについてわかりやすく書かれている冊子です
ファイトケミカルの効果にはどんなものがある?
じゃぁそんなファイトケミカルは、摂取するとどんな良いことがあるのか?というと、総じてファイトケミカルに期待されている健康効果はその「抗酸化力」です。
ファイトケミカルは「ファイトケミカル」という1つのものではなくて、ポリフェノールとかリコピンとかイソフラボンとか、ファイトケミカルというくくりの中にファイトケミカルに該当する要素がいくつもあります。
その要素の数はなんと1万種類以上もあるのだとか!?更には未確認の成分もたくさん存在するのだそう!
1万種類以上もあるファイトケミカルの要素にはそれぞれの成分によってそれぞれの作用があるということですが、その中でも特に注目されている働きが抗酸化力、というわけです。
抗酸化力、読んで字のごとく「酸化に抗う力」ですね。
りんごを切ると切り口が空気に触れて茶色く変色したり鉄が赤くサビついたりするのが酸化ですが、私たちの身体も酸素を取り入れることで酸化します。
私たちは酸素を吸わないと死んじゃうから進んで酸素を取り込んでいるわけですが、
それで酸化するのは当たり前のことなのでは?それに抗う必要ってあるのか?
って疑問に思いませんか?酸化するのが嫌なら生きていられないんじゃない?というか。
でもこの酸化は私たちの身体に良くない影響を及ぼすというのが現状です。
私たちは呼吸をする時に酸素を体内に取り込みますが、その酸素の一部は体内成分と反応しやすい「活性酸素」という状態になって、活性酸素が実際に体内のたんぱく質や脂質と反応すると遺伝子の損傷を引き起こしたり老化を進めたり、がんや動脈硬化、生活習慣病などの疾病の原因になると考えられています。
そんなこと言われても息してたら防げないことだしどうしろっていうの?仕方ないじゃん!?って言いたくなりますが^^;
しかし!身体もそんなやられっぱなしじゃない!
体内にもきちんと、活性酸素による酸化を防止する作用はあります。
あるんだけれど、その防止作用ではまかないきれない活性酸素を体内で発生させてしまうこともあって、そうすると防ぎきれなかった活性酸素が病気などをもたらすリスクが高まってしまうんですね。
なのでそういう事態を防ぐためにも、体内にある酸化防止作用にプラスして抗酸化物質を摂取することで、体内の酸化を防いで老化や病気のリスクを低下させよう、その抗酸化物質となる力のうちの1つがファイトケミカルである、というわけなんです。
ファイトケミカルの摂取方法は?
ではファイトケミカルはどうやって摂取するのか?
野菜や果物にある成分ということはそれらを食べて摂取すれば良いのかなと単純に思いますが、いや実際にその通り。ただその食べ方にも色々あります。
たとえばファイトケミカルスープとか味噌汁で探すとレシピがいくつも出てきます。これって簡単に言ってしまえば野菜スープって言うことですよね。野菜を煮込んでそのファイトケミカルをスープとして丸ごといただくという摂取方法。
▼ファイトケミカルスープについてのレシピ本
ファイトケミカルスープで使う野菜はキャベツ、玉ねぎ、にんじん、かぼちゃで原則塩や味噌で味付けはせずに野菜の味だけを味わうスープです。なので人によってはまずい…とかクタクタに煮込まれた野菜が苦手…という感想も聞かれます。
でもこのファイトケミカルスープは色々とアレンジ可能だったり、当ブログでもご紹介している長生きみそ汁も野菜のファイトケミカル成分を取り入れているファイトケミカルスープの1つに当たります。
ファイトケミカルは熱に弱いものもあれば強いものもあり、ほかにも水溶性のファイトケミカルはスープみたいに煮汁ごと摂取すると良いなどその食品によって適している摂取方法が異なってきます。
ドライフルーツを水や炭酸水に浸けて飲むフォンダンウォーターも水溶性なファイトケミカル成分をとれる方法の1つです。
生姜紅茶は生姜のファイトケミカル成分:ジンゲロール、ショウガオールを活用したお茶ですし、おやつとして手軽に食べられる高カカオアーモンドチョコのカカオポリフェノールもファイトケミカルの1つです◎
効率良くファイトケミカル成分を摂取出来る方法としてはサプリメントもありますね。
こちら↓はファイトケミカル23種類のほかビタミンやミネラル、アミノ酸が配合された妊活に特化したサプリメントです。
そして雑誌からだにいいことで紹介されていたスムージーも熱に弱いファイトケミカルをうまく摂取出来る方法の1つ。
スムージーにすれば沢山の野菜や果物もとりやすくなるし、野菜が苦手でも果物と合わせることで飲みやすくなって不足しがちな野菜をとることが出来るので朝食などに取り入れている人も多いと思います。
スムージーに使う食材には色々とありますが、同雑誌で取り上げられていたのが「パセリ」。
パセリって料理だと脇役ポジションですが、実はその高い栄養価やファイトケミカル成分が注目される食品の1つなんです◎
じゃぁその、パセリの栄養分やファイトケミカルの成分って何?
ということなのですが、ちょっと長くなってしまったので続きでご紹介したいと思います!
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