お店で売っているあさりはきちんと下処理がされていますが、自分で海からとってきたあさりはしっかりと砂抜き&塩抜きをしないとじゃりじゃり><食べられたものではありません。
あさりの砂抜き時間はどれくらいで完了するもの?
砂抜きじゃなくて「塩抜き」?塩抜きってどうやるの??
潮干狩りから帰ってきて砂抜きとなると時間的に一晩置くことになりそうだけど、砂抜きに一晩かけてもあさりは死なない?大丈夫?
そんな初めてだらけの、潮干狩りでとったあさりの砂抜きについてご紹介します!
■潮干狩り会場からのあさりの持ち帰り方について知りたい方はこちらを参考に
>>干狩りで1泊してからあさりを持ち帰る方法は?長時間移動のあさりの保存方法
潮干狩りでとったあさりの砂抜き時間はどれくらい?
潮干狩りでとったあさりの砂抜きは、
- 短いと3~4時間
- 長くても一晩(12時間以内)
で完了します。
あさりの活動が活発なら3~4時間くらいで充分砂抜きは出来ます。
砂抜きをすると砂だけじゃなく貝の中に溜まっている海水や栄養分も吐き出すので、あさりは段々弱って旨味も減っていきます。それにあさりは海水の中の酸素をとり入れて呼吸して生きているので、あんまり長い時間あさりを水に浸けていたら水中の酸素がなくなって酸欠状態になったり窒息死してしまう原因にも。
一晩なら途中で海水を取り替えなくても問題はないです。ただ元々弱っていたあさりがいた場合は、一晩経ったら死んでしまう可能性はあります。ダメになってしまったあさりは取り除いて調理すればOK^^
調理するのを忘れていたとか事情があって調理出来ずに1日以上海水に浸ける場合は、あさりが出した砂以外の老廃物でも水が汚れるので水を取り替えてあげた方が良いですね。
あさりの新鮮さ・おいしさの為にはなるべく早く下処理をして調理していただくのがベストということになります。
ではその下処理の方法は?
潮干狩りでとったあさりの砂抜き方法は?
こちら→潮干狩りで1泊してからあさりを持ち帰る方法は?長時間移動のあさりの保存方法 でご紹介しているように、あさりを出来るだけ元気な状態に保つためにはいくつかポイントがあるのですが、それは砂抜きの時にも共通しています。
あさりの砂抜き容器にはザルや網を敷いておく
あさりの砂抜きは、ザルや網などを使って容器の底からあさりを浮かせておくのがポイント。
ザルなどを使わずに砂抜きをすると、あさりが折角吐き出した砂をまた吸い込んでしまうんです。吐いた砂をもう一度吸わせないために底上げの道具は必須◎
あさりは重ならないように容器に広げて入れる
あさりは海の中で生きていますが、でも貝だって溺れるんです!底の深い容器にあさりをたくさん入れてしまうと底の方のあさりが窒息死してしまったり、海水を入れすぎてしまうと溺れて死んでしまいます。
容器には出来るだけあさりが重ならないように広げて入れて、海水の量はあさりが浸るくらい、貝がちょっと出るかな?くらいで充分です。
さっきから「海水、海水」と言っていますが、あさりの持ち帰り方でもご紹介したように潮干狩りから帰ってくる時には海水も持ち帰ると勝手が良いです。あさりは住んでいた環境下にある時が一番良い状態なので、手づくりの塩水を使うよりも生息地の海水で砂抜きをした方がより砂を吐き出してくれます。
もし海水を持ち帰るのを忘れてしまった場合は3%くらいの塩水(水100mlに塩3g)を作って浸して塩抜きをすれば大丈夫。海水が汚れて途中で交換する時にも、海水がなくなってしまったなら塩水を使えばOKです^^
余談ですが…
あさりの砂抜きにクギなど金属を入れると良いと聞いたことがある人もいるかも知れませんが、それはどうやら迷信で科学的根拠はないそうです。
あさりは暗くて静かな場所に置いておく
あさりは砂の中に潜って生きていますよね。ということはあさりには暗い環境が適しているということ。
容器に新聞紙をかぶせたり、アルミホイルをかぶせる場合は空気穴を何箇所か空けておきます。きっちり密封してしまうと酸欠になるので軽くかぶせる程度で。
就寝中に砂抜きをする場合はわざわざ暗くしなくても良いですが、あさりを入れている容器の周りには新聞紙などを敷いておいた方が良いです。じゃないとあさりが吐き出す海水でまわりがびしょ濡れになって翌朝大変な目に遭うかも!お風呂場に置いておけば濡れても気にしなくて良いのでおすすめ。
そしてあさりは砂の中で静かに生きていることからも解るように、静かな場所に置いてストレスを与えないのがあさりにとっての良い環境です。なるべく動かずに放置しておいて。人の気配がなくなる夜はより安心して砂を吐きますよ^^
▲子供の時によく新聞紙をめくってあさりをつついて遊んでいました~めっちゃストレスだったろうなぁ・・!
常温?冷蔵庫?あさりの置き場所は季節によりけり
あさりの砂抜きの場所は、季節(気温)によって変わってきます。何でもかんでも冷蔵庫に入れれば良いという訳ではなくて、先程から言っているようにあさりの住んでいる環境に近い状態にするのが良い方法。
基本的には冷蔵庫に入れない方が良いです。水温が低いとあさりの活動が鈍くなって、口を閉じてしまって砂が抜けなくなってしまいます。あさりにとって丁度良いのは20度前後のようなのでそれくらいの気温なら常温に置いておいて問題なし◎
逆に夏場など高温になる場合は、水温が30℃を越えると一気に海水中の酸素がなくなっていったり雑菌が繁殖しやすくなってしまったりしてあさりが死んでしまう可能性があります。なので高温の時期は冷蔵庫を使って砂抜きをする方がおすすめです。
あさりの塩抜き方法は簡単!
あさりの砂抜きが済んだら塩抜きをします。潮干狩りでとったあさりは体内に海水を含んでいるのでそのまま調理すると塩っ辛くて食べられないかも>< なので砂抜きの後に「塩抜き」もすると良いです♪
方法はとっても簡単。
砂抜きが終わったあさりをザルにあげたまま1時間ほど常温に置いておく。
以上!
水には浸けずに、水からあげてそのまま置いておけばあさりが体内に残った海水を吐き出します。
砂抜きが終わったと思っても、貝のヒモ辺りに入り込んだ砂はあさり自身では吐き出せないので貝の中に残っていることがあります。なので砂抜きが終わったあさりは一度流水でガシガシ洗ってから塩抜きをするとより砂が落とせるので良いと思います◎
▼あさりをとりに行くところから持ち帰って調理する時まで、総じて潮干狩りには食器カゴが便利です♪
潮干狩りのあさりの砂抜き時間と砂抜き方法 まとめ
ということで、潮干狩りでとったあさりの砂抜きと塩抜き方法についてご紹介しました。
基本的な考え方としてはあさりが元々住んでいた環境と同じようにしてあげるのが良い方法になりますね。
このあさりの状態は生きてる?死んでる!?判断の仕方はぜひこちらをご参照ください^^
>>あさりの死んだ貝の見分け方。この状態はまだ食べられる?
個人的な話ですが、あさりは貧血に良いと知ってから積極的に食べるようにしています!貧血気味の方は潮干狩りを楽しみつつあさりの栄養もありがたく頂戴して。おいしくいただきましょう~♪
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