こちらではシナモンパウダーについて、大量消費方法や保存方法をご紹介しました。
さて今回は、シナモンは同じでも棒状の、スティックシナモンについて。
シナモンスティックは飲み物に添えられてきて使うイメージが私の中ではあるのですが、
それ以外の使い方って?
シナモンスティックの使い方
シナモンスティックは飲み物だけじゃなく食事・料理やスイーツ作りでも使うことが出来ます!どんなメニューがあるのか、幾つかご紹介したいと思います♪
シナモンスティック×漬物
漬物、と言ったらたくあんとかぬか漬けなんかを思い浮かべでしまうかもしれませんが^^;それではなく酢漬け、いわゆるピクルスですね。そこにシナモンスティックを使います。
人参、きゅうり、れんこん、ミニトマト、らっきょう等々好きな季節の野菜を使って。金柑やオレンジを使ったフルーツピクルスも爽やかでおいしいですね◎
市販のピクルス液を使う場合は、具材を漬ける時にシナモンスティックも一緒に入れます。
自分で1から液を作る場合は、ピクルス液を煮立てて、冷めたら具材とシナモンスティックを入れて漬けます。唐辛子やローリエなどは水に漬けた状態から加熱していきますが、シナモンスティックは火を止めて液が冷めてから投入した方が雑味なくシナモンが香るので個人的には好きです。
ピクルス好きな人は既に作っているかもですが、豆もピクルスに出来るんです!豆は甘く煮ることが多いかもしれませんが、さっと茹でてピクルス液に漬けて食べる食べ方も^^
勿論、煮豆を作る時の香り付けとしてシナモンスティックも一緒に煮てもOK。使い方は至って簡単で、いつも通り乾燥豆を煮るようにしてそこにシナモンスティックを1本加えるだけ。保存する時もシナモンスティックは捨てずにそのまま入れて香りを移します。
シナモン香る豆のピクルス、なんだかオシャレじゃないですか!?笑♪
シナモンスティック×料理
シナモンスティックを料理で使う場合は、煮込み料理に使う使い方が多いです。
中国料理では花山椒や八角、赤唐辛子などいろいろなスパイスを使うことが多いですが、甘じょっぱい煮込み系の料理ではシナモンスティックを使うものも多くみられます。それを元に考えると普段作っている煮物も簡単に中国風!?にアレンジ出来るということ!
たとえば…
・手羽先、ゆで卵と大根の煮物
・豚肉とプラムのスパイス煮込み
・酢豚
・豚の角煮
ルーロー飯を作る時の豚肉の味付けにシナモンスティックを使う、などなど。
いつもワンパターンな味付けだな~と思った時などにぜひ。シナモンスティックを1本投入!してみてはいかがでしょうか^^
またカレーにも手軽に使えます。
スパイスで1から作る場合は、まず最初にスパイスを炒める段階でクミンなど他のスパイスとシナモンスティックも一緒に炒めてカレーを作っていきます。
市販のカレールーを使う場合は、材料を炒めて水を加えて煮込む時に一緒に入れます。そしてルウを入れる前に取り出します。
シナモンスティックは40℃前後で最も香りを発散させるそうなので、あまりぐつぐつと煮立たせてしまうと香りが飛んでしまいます。また煮込み過ぎるとえぐみや雑味が出てきます。加減がわかるまではちょこちょこ味見をして気を付けてください◎
料理、とはちょっと違いますが、調味料のラー油を作る時にもシナモンスティックを!
赤唐辛子、黒胡椒、花山椒、八角、ローリエなどのスパイスハーブとにんにく、ネギなどを低温でじっくりと油で煮込んで作るラー油。ラー油はピリッと辛さがおいしいですが、シナモンが甘く香るラー油を手作りしてみるのも♪
シナモンスティック×スイーツ
シナモンはりんごとの相性がとても良くて、アップルパイなんてわかりやすいですよね。セットでスイーツレシピに使われることはよくあります。りんご1個まるまる使った焼きりんごで、りんごの芯の部分にシナモンスティックを挿して焼くダイナミック(?)な使い方とか。
(むか~しバイトしていた、イタリアンのようなスパニッシュのような洋食レストランで提供していた焼きりんごのメニュー名が思い出せなくて悶々としています…!)
ただスイーツで使う場合は、スティックよりパウダーの方が使いやすくてレシピも多いかなと。シナモンスティックを混ぜ込んで焼き菓子にする、っていうのはちょっと、難しい使い方ですしね^^;
なのでスイーツの場合もシナモンスティックは香り付け使いになります。で、香りをつけやすいのは水分のあるもの、と。
ホットワインからの派生とも言えそうですが、コンポートとか。
鍋にワイン、水、砂糖やはちみつ、レモン汁を合わせてよく混ぜたら、好みのスパイス、シナモンスティックやクローブなどを入れて加熱し煮立たせます。そこにりんごや桃、みかん、いちじくなどの果物を入れて、再び煮立ったら20分ほど弱火で煮込みます。火を止めて粗熱が取れたら煮汁ごと保存容器に移して冷蔵庫で保存して完成。
コンポートだけで食べても良いですが、ワインやウィスキーなど合わせて食べたりバニラアイスやヨーグルトに入れて食べてもおいしい♪
また季節の果物でジャムを作っている人はそこに入れても◎果物を煮詰める時に入れても良いし、保存する時に入れても。
ジャムが出来たら、保存瓶の中に折ったシナモンスティックを適量入れて、その上からジャムを入れて保存します。1週間くらい置いておけばシナモン風味のジャムに。十分風味が移ったなと思えばシナモンスティックは取り出してOK。
煮詰める段階から一緒に鍋にシナモンスティックを入れればシナモンの風味がよりジャムに移るので、お好みの方法で◎
■シナモンスティックを使ったいちじくジャムの作り方はこちらに。
シナモンスティック×飲み物
シナモンスティックを飲み物に使う場合、その役割はシナモンの甘く爽やかな香りを飲み物に移すことにあります。
一番お手軽なのは、コーヒーや紅茶など飲み物が入ったカップにシナモンスティックを浸して数回くるくると混ぜる使い方。砂糖やミルクをかき混ぜるスプーン代わりにもなりますね^^飲み物にもっと風味を移したい場合は、混ぜて取り出してしまわずに暫く浸け置きます。
シンプルに水に浸してフレーバー水にするのもアリ!
私はスタバの豆乳チャイラテが好きなんですが、それを考えるとシナモンスティックは牛乳や豆乳と合わせても間違いなくおいしいです◎ミルクティーをシナモンスティックでくるくるすればあっという間にチャイ風味に出来ますよ♪
またお酒、特にホットワインでシナモンスティックを使うレシピはよく見かけるかなと思います。他にもジュースやミルク系のホットカクテルに合わせるのも個人的には好きです^^
●ホットイタリアン
アマレット 45ml
オレンジジュース 適量
シナモンスティック 1本
耐熱グラスにアマレットを注ぎ、小鍋で沸騰直前まで温めたオレンジジュースを加えたら、シナモンスティックでかき混ぜながらいただきます。
とても甘くて飲みやすい!ので飲みすぎ注意です~
ちょっと変わり種!?なところでは、梅酒に漬け込む使い方も!梅と一緒にシナモンスティックも加えて漬けるだけ。自家製梅酒を作っている人はぜひとも次回作る時にはシナモン香るいつもと違った梅酒、挑戦してみるのも良いかもしれません^^ 勿論、お好みで梅以外の果実酒にも使えます◎
シナモンスティックはどのタイミングで取り出す?
ということで、シナモンスティックの料理での使い方をいろいろとご紹介しました。
シナモンスティックはどのタイミングで取り出すと良いか、ここは好みで決めても良いと個人的には思っています。レシピを見ていてもレシピによっては初めから入れていたり途中で取り出したり保存時にも入れていたりと様々です。
シナモンの風味がどれだけ好きかにもよりますが、飲み物の香り付けなら数回かき混ぜれば結構香りが移ります。あまり長く浸しておくと苦みやえぐみが出てしまうので、やりすぎるとおいしくなくなってしまう可能性も。
一緒に煮込んで肉や魚の臭み消しに使うなら煮込み終えたら取り出したり、もっと香りをつけたいなら保存する時にも入れたままにしておいたり。すごく臭みを消したい!と大量に入れるとシナモン臭が強くなりすぎてしまう事態にもなるので適量を。
味見などしながら好みで調整すると良いと思います。足りなければシナモンパウダーを振りかけるなんて手もありますしね♪
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