2月の節分には恵方巻きを食べる人も多いと思いますが、他のおかずって何を食べますか?
恵方巻き自体が具だくさんだからそんなに他に準備はしなくて良いけどでもそれだけじゃ足りないし…
そんな恵方巻き以外のおかずにお困りの方におすすめの食べ物、献立をご紹介します♪
2月の節分に食べると縁起が良い食材
恵方巻き以外のおかずは何が良いのかという話の前に、まずは節分の日に食べると良いとされる食材をご紹介します。
それを踏まえた上でメニューもご紹介したいと思いますので暫しの間、お付き合いください^^
今でこそ恵方巻きが節分の食べ物という認識が大分広まっていますが、私が子供の頃には豆まきの大豆や魔除けの鰯が節分の象徴的なものでした。そういう方は多いのでは?と思います。
豆・大豆
節分には「魔」を「滅する」ということで「豆」を食べたり邪気の象徴である鬼に向かって撒いたりしますね。
地域によっては炒り大豆ではなく殻付きの落花生を使うところもあります。
鰯
鰯を焼いた時の臭いと煙で邪気を払う、鬼が近寄って来られないようにするという意味から鰯を玄関に飾ったり食べたりします。
因みに、柊の枝に鰯の頭を刺して飾る節分の魔除け飾りのことは「柊鰯(ひいらぎいわし)」や「やいかがし」と言います。
蕎麦
「節分」と言えば2月3日頃だと一般的には通じますが、正確には立春の前日の節分のことを指しています。(詳細は割愛しますが本来節分とは1年に4日あります。)この立春の前日は旧暦では年越しの頃に当たります。
年越しに食べるものと言えば?そう、年越しそば!ですよね。
ということで年越しそばならぬ節分そばを食べる風習があります。
こんにゃく
こんにゃくは食物繊維が豊富で、胃腸をきれいにする働きがあることから「胃のほうき」「砂おろし」と言って食べられていました。
こちらも旧暦関連の話になるのですが、冬至や年末、大掃除の後にはこんにゃくを食べて体内の砂(老廃物)を出すことをしていたことから節分に食べる食べ物となっています。
福茶
正月や節分などに縁起を祝って福茶(ふくちゃ)を飲むという習慣が京都・関西地方にあるそうです。
福茶は昆布・黒豆・山椒・梅干などに煎茶やお湯を注いで作られます。
梅昆布茶が好きならおいしくいただける味です…!
△緑茶、塩昆布ひとつまみ、煎り大豆3粒、梅干し1つで簡単に作れます♪
けんちん汁
けんちん汁は体を温めてくれる、寒い冬の行事食として親しまれていました。行事自体が減っていく中で、関東の一部では2月の節分にけんちん汁を食べる風習が残っているところがあるようです。
くじら
これ、個人的には初めて知ったのですが、山口県では節分にくじらを食すそうです!
大きいものを食べると縁起が良いという考えから、くじらは大きいものの代表的存在、そんなくじらを食べることで志を大きく、心を広く持てるようにということから来ているそうです。
恵方巻き
恵方巻きは大阪から広まったとされるもので、七福神にちなんだ7種類の具が入った太巻きをその年の恵方に向かって、福を逃さないように無言で食べきります。
節分の恵方巻きに合わせるおかずは?
ということで節分の日に食べると縁起が良いとされる食べ物をご紹介しました。
せっかくならこれらを踏まえた上でおかずを作るとより節分を感じられて良いですよね♪
では節分には恵方巻きプラス何をおかずにすると良いか。
けんちん汁・汁物
恵方巻きは具沢山で太くてお米もたっぷりで、何気に非常に食べごたえがありますよね。人によっては主食と副菜はもうこの恵方巻き1本で充分、という人もいます。
なのでその場合にはプラス汁物を作ると良いですね。一汁三菜ならぬ一汁恵方巻き。三つ葉やしいたけなどシンプルな具材で作るすまし汁が良いと思います。
他には先にご紹介したけんちん汁、それに似た豚汁も根菜入りで体を温めてくれるので冬に食べたい料理の1つですね。こんにゃくや大豆・煮豆を入れても作れます。
そばがき入りにするのもおすすめ。麺の蕎麦だと多くて食べられなくてもそばがきを幾つか入れるくらいなら食べやすくなります。節分そばにもなりますしいかがでしょうか♪
蕎麦がきの作り方はこちらで>>蕎麦がきの作り方。鍋がきと椀がきを作ってみました。
鰯料理
やっぱり節分にイワシは外せませんよね!
本来ならシンプルに鰯の塩焼きや、蒲焼きなどが良いのかもしれませんが、鰯って骨が多いので食べにくいという人もいると思います。小さいお子さんがいる家庭だと嫌がる子もいるかもしれませんね。
なので圧力鍋を使って丸ごと食べられる生姜煮や梅煮、山椒煮にしたり、すり身にして鰯のつみれ汁、つみれ鍋、鰯ハンバーグなどにすれば食べやすくなるのでおすすめ◎
おからを入れてボリュームを出したり、体を温めてくれる根菜や薬味、ごぼう、人参、生姜やネギなど混ぜ込むと食感も出せますよ^^
煮物
大豆やこんにゃく、昆布を使った五目豆は材料もピッタリだし具材を入れたら煮るだけなので簡単に作れておすすめ◎
またけんちん汁に似た具材で筑前煮も良いのではないでしょうか。具材はけんちん汁とほぼ同じですし、もし余っても煮物なので汁物のけんちん汁より保存がしやすくて良いんじゃないかなと思います^^
豆まきで残った大豆もおいしく♪>>節分で残った煎り大豆はごはんやおかずにアレンジ!
食材や彩りを考えたおかず
恵方巻きには商売繁盛や無病息災を願って七福神に因んだ7種類の具材を入れます。
7種類ははっきりと決まっているわけではないですが、「かんぴょう・きゅうり・しいたけ煮・伊達巻(だし巻き・厚焼き玉子)・うなぎ(穴子)・桜でんぶ」が入っているものが多いです。
これにプラスした献立ということで、恵方巻きは巻き寿司なので、お寿司には茶碗蒸し。合いますよね。
ちょっと野菜を足すのにほうれん草のおひたし・胡麻和え、かぼちゃと大豆のサラダ。
きのこと鮭のソテー、きのことこんにゃくの甘辛炒めなんかも節分に合った食材やバランスおかずになると思います。
節分は恵方巻き以外だと何を食べる? まとめ
因みに、もしも恵方巻きを食べない場合は、
五目ご飯にそばがき入りけんちん汁、鰯の梅煮に青菜のおひたしと卵焼き!
が個人的好みの節分献立かな~と思います。いかがでしょう?^^
季節の食材もうまく取り入れて節分の行事を楽しみたいですね♪
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