スティックシナモンは持ってるんだけど今使いたいのはシナモンパウダーなんだよなぁ…とか、普段はシナモンスティックしか使わないけど今回ちょっとだけパウダーのシナモンが欲しい、ということ。あるかもしれませんよね?
そんな時はその手元にあるスティックシナモンを粉末状にしてしまいましょう!
シナモンスティックはパウダー状に出来る?
大量生産の工場とか大企業事情はわかりませんが、個人店とか個人商売だとスティックシナモンを購入してあえて自分で粉末状にしてお菓子だったりジャムだったりの調理に使っているところもあります。
ということで、そう、シナモンスティックは自分で粉状にしてシナモンパウダーを作ることが出来ます!
シナモンスティックをパウダー状にする方法にはどんなものがあるのかあれこれ見てみましたら、おおよそ次のような方法が見当たりました。
- おろし金などで削る
- 包丁で刻む
- 叩き砕く
- ミルで砕く
では順番に、どれくらいの細かさまで粉々に出来るのかやってみます!
削る
削る、ということで今回は2つの道具を使って削ってみます。
アルミおろし器
まずは、もう10年以上も前に100円ショップで買ったアルミのおろし金。目の粗さが2タイプあるのですがより細かくできるだろうと踏んで細かい目の方を使います。
広範囲で削ると集めるのが大変なので、隅っこのほんの一部だけで削ってみます。
硬くて力がいるかと予想してたけど案外簡単に削れました!
しかも結構良い感じで細かく削れたと思います。幸先良し♪
ゼスターグレーターで削る
では次。ゼスターグレーターで削ってみます。
ゼスターグレーターはハンディタイプの、棒状のおろし金です。柑橘の皮やハードチーズを削る時なんかに使いやすくてとても便利!おすすめです◎
目が結構粗めなのでちゃんと粉になるかな~?と思ったのですが
案外、なかなか、良い感じで粉状に出来ました!
ただやっぱりその目の粗さ故か、細かく砕けた繊維?みたいな状態でも削れてしまいました。
ゼスターグレーターだと粉状に出来るけどちょっと繊維っぽいのも出てしまう、という結果になりました。
包丁で刻む
続きましては、包丁で刻む。
以前、料理関連番組でシェフが肉を包丁で叩いてめっちゃ滑らかなペースト状にしているのを見たのですが、あの状態にするまでにどれくらい時間かかったんだろう…って思ってたんですよね。
さてそれを木の皮でやったら、果たして?
まず1cmくらいシナモンスティックをカットしようとしましたら、
そりゃそうか。
繊維方向に丸まってるからそれを切り離すとなると繊維に垂直に刃を入れないといけなくなるわけで、切ると言うよりは割れる、というような。ノコギリみたいに前後にゴリゴリすると徐々にバラバラっと切り離せます。
で、この小さく砕けたものををとりあえず5分くらい頑張って刻んでみた成果がこちら。
う~~~ん
まだまだですね><
おろし金くらいの細かさにするにはこの3倍は刻まないとかな…
でも逆に自分で細かさをコントロール出来るのでちょっと粗目のシナモンパウダーが欲しい時には良いですね◎
叩いて砕く
お次は叩いて砕く方法。叩きキュウリとか叩きごぼうを作るのと同じ要領でやってみます!
シナモンスティックは手で折れる!と見かけたので今度は包丁ではなく手で必要分、折ってみました。
まぁこちらも、バラバラっと崩れる形で。
でも思いのほか簡単に手で折れました。
これを飛び散り防止に袋に入れたら綿棒で叩きます。
さ~て叩き潰すぞ~!
……
ぜんっぜんアカン!!
繊維がちょっと崩れただけやし!!
え、細い綿棒の方が効いたりするんかな?!
ということで細い綿棒も参上。
叩いてみると…?!
なんも変わらんだわ!!w
こうなりゃヤケクソで追撃モヒートペストル!
惨敗……
綿棒で叩いたよりすこ~~しだけ砕けましたが、撃沈。笑
おっかしーなー?
粉にする方法調べてた時に叩くやり方結構見かけたんだけどなぁ…使ったシナモンスティックが軟らかかったとか何かか?いやでも湿気ってた訳でもないしなぁ…
ちょっと疑問が残りますがとりあえず、私の中で綿棒で叩いて砕く方法ではパウダーのシナモンには出来ない、という結論と相成りました。
ミルで砕く
我が家に電動ミルはないので手挽きのコーヒーミルでやってみます。
▽年季の入った我が家のKalitaコーヒーミル
先程の、すりこぎ3段階攻撃でも全然動じなかったシナモンスティックの欠片を入れまして、追加で新たに折ったものも入れてみます。
では期待を込めて、いざゴリゴリ!
……
www
↓ ↓ ↓
ミルには何の手応えもなく華麗にスルーされてしまいましたw
調べて書いてあったコーヒーミルってのは電動ミルのことだったのですねきっと…?
コーヒー用ミルとかふりかけが作れます的な小型電動ミルじゃないとダメっぽいですね。
↓こういうやつ。
ハンドブレンダーはあるのですが刃がこんな感じなので
厚みのない砕けたシナモンスティックにはダメージ0であろうと。
…何十本とか一気に砕こうとすれば案外いけそうな気も?
でも少量には向いてないですね><
シナモンスティックをパウダーにする方法 まとめ
ということで、実際にシナモンスティックをパウダー状にしようと試みたら結果こうなりました。
市販のシナモンパウダーは左のコレ。
市販のシナモンパウダーをお皿に出してみて改めてわかる、自家製シナモンパウダーの限界。笑
簡単にまとめるとこのような。
- おろし金などで削る → 一番パウダー状に出来ました
- 包丁で刻む → 頑張りが物を言う
- 叩き砕く → チップ状にするには最適かと
- ミルで砕く → 電動で小型ならきっといちばん粉末状になる?
ココア1杯分だけ、バニラアイスにほんのちょっと、くらいの少量だけシナモンパウダーが欲しいならおろし金でちょちょっと削れば事足りますね。
焼き菓子や料理に使うとしても、家庭で作って食べるサイズ分なら使っても小さじ1とか数グラムだと思うので、その程度ならその都度おろし金で削っても間に合うのかなと思います。
面倒だから一回で大量にパウダー状にしてしまっておきたい、という場合は断然ミル使いがラクですね。ただし小型電動に限る、かも。^^
…後日、「すり鉢で粉にする」方法を試してみるのをすっかり忘れていたことに気づきました!><;
ということで追記になります、シナモンスティックをすり鉢を使ってパウダーにしてみたバージョン!
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