無洗米は洗ってはいけない?
無洗米は洗わなくて良いと言われても、今までお米は洗うものと思ってきたので「この米は洗わなくていいよ!」と言われると、こう、違和感というかモヤモヤっとした感覚があり。 まず無洗米とは研がなくてもそのまま炊いて食べられるお米つまり洗わずに炊いても良いお米のことを指します。 どうして洗わなくても食べられるのか? 洗って食べるお米の場合、お米をといで洗うのはお米の表面に付いた糠を落とすためですよね。糠がついたままだと糠臭いお米に炊きあがってしまいます。 それが、無洗米はとぎ洗いしなくても水を加えるだけで炊飯できるように事前に工場で糠を取り除いてくれています。 糠を取るためにお米をといでいた、その必要がなくなっているのが無洗米という訳なんですね。 ということなので、無洗米は洗わなくても食べられる!のですが、実際に無洗米を炊いている人たちの話を見ていると程度の差はあれ洗っているという人が意外と多く。 え?洗わなくていいから無洗米使ってるんじゃないの? 無洗米だけど洗う人の理由にはいくつかあるようで、 ・ごみ混入の有無を確認するために洗う ・無洗米のパッケージにさっと洗うとよりおいしいと記載があるから洗う ・お米全体に水をなじませるためにさっとかき混ぜる ・なんとなく気になるから軽く1回だけ洗う などなど様々です。 洗うと言っても、とぎ洗いではなくて水を入れて軽くかき混ぜる程度の洗い方が多いみたいですね。 実際に、洗わずに無洗米を炊く時でも水を入れたら1度かき混ぜた方が、釜底に空気が溜まるのを防いでお米全体に水が均等に行き渡るので良い方法みたいです^^ 全国無洗米協会によると、無洗米は1991年に誕生したそうですが国による品質基準がないため品質にバラツキがあるんだそうです。 無洗米にするための糠の落とし方にもいくつかあるようで、方法によっては完全に糠を落としきれていないこともあるんだとか。もしその不十分な無洗米を洗わずに食べると糠臭いおいしくないお米が炊けてしまうことになりますね。 また、衛生的な環境下で製造されている無洗米であってもそれが家庭で保管される時にどういう状況になっているかわからないので、安全を考慮して念の為に「さっと一度は洗って炊いてください」と米袋に書いてあるものも多いみたいです。 無洗米協会では、協会認定の無洗米なら一度も洗わずに炊けるようにちゃんとしてるよ、とのこと。↓このマークがあるものが全国無洗米協会の認定無洗米です。 無洗米を買う時の参考にすると良さそうですね^^ ちなみに私が貰った無洗米にはそういう記載はありませんでした~無洗米の浸水時間は?
お米を炊く時には、一般的には夏場で30分~1時間、冬場で1~2時間お米を水に浸してから炊くと良いと言われますよね。お米を水に漬けることで米粒の芯まで水を吸わせてふっくらとやわらかく甘味が引き出されたお米を炊くことが出来るので、お米は浸漬させた方がおいしく炊きあがります。 で、無洗米の場合はどうなのか?無洗米でもこの浸漬作業は必要なのか? 結論は無洗米でも浸漬は必要、です! 無洗米は、予め糠を取り除いてお米のとぎ洗いが不要になっているだけであって、使っているお米は洗って食べるお米と同じです。無洗米用のお米があるという訳ではないので、通常の炊飯準備と同じように夏場は30分~1時間、冬場は1~2時間お米を水に浸してから炊くと良いです◎無洗米を炊く時の水加減は?
無洗米の浸漬も済んだらいざ炊飯!なのですが、無洗米は白米を炊く時と水加減が違ってきます。 と言うのも、無洗米は予め米表面の糠を取り除いている、お米を洗わなくて良くするためにお米を削っているので洗って食べるお米と比べると無洗米は体積が小さくなっています。 なのでいつもと同じ感覚でお米と水を入れてしまうと、米の量に対し水が足りなくてかたいお米に炊きあがってしまうということになります。 じゃぁ無洗米を炊く時の水加減はどれくらいにしたら良いのか? 無洗米専用計量カップ↓というものがあるのですが、 この無洗米用の計量カップがあるかないかで対応が違っています。 たとえばお米2合を炊きたい場合は、
●無洗米計量カップで無洗米2合分を入れる
→水を炊飯器の2合メモリまで入れる or ●無洗米は計れない計量カップで無洗米2合分を入れる
→水を炊飯器の2合メモリ+大さじ2入れる
となります!
もし無洗米用の計量カップを使わない場合は、お米1カップにつき水大さじ1~2杯増やします。お米1カップ1合なら水を15~30ml多く、2カップ2合なら水を30~60ml多く、3カップ3合なら45~90ml多く水を加えて炊くということですね^^
→水を炊飯器の2合メモリまで入れる or ●無洗米は計れない計量カップで無洗米2合分を入れる
→水を炊飯器の2合メモリ+大さじ2入れる
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