最近健康や美容で注目されているのは免疫力を高める腸活。それと同時に見かけることが増えた言葉に「イヌリン」があります。
美容や健康に敏感な人は既に生活に取り入れて活用している人も多いと思いますが、いまいちイヌリンがよくわからないというあなたに。
イヌリンとはどういうもの?
イヌリンが含まれているものにはどんな物があるの?
今回はイヌリンの基本的な部分についてご紹介したいと思います!
イヌリンとは
イヌリンが注目される理由は、腸内環境を調え免疫力を上げよう!という腸活にとても有効な成分だから、です。
人の免疫細胞の6~7割は腸内に存在すると言われますが、腸内環境を整えて免疫力アップ、生活習慣病を予防、美肌で健康的な身体になろうというのが腸活です。この腸の健康に必要なのが「食物繊維」。
便をやわらかくしたり腸の動きを活発にさせて便を出す、便秘に必要なものと言えば食物繊維!ということは皆さんご存知のことと思います。
ここで登場するのが今話題の「イヌリン」。イヌリンは、日本で新たに登場した「天然素材由来の水溶性食物繊維」なんです!
「日本で新たに」、そう、世界市場の水溶性食物繊維の6割は既にこのイヌリンが占めているにもかかわらず日本ではまだ流通が非常に少ないんです。
日本だと他の食物繊維、難消化性デキストリンなどが使われることが多いです。でもこれからは日本でもイヌリンを目にする機会が増えそうですね!
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イヌリンが使われている物には何がある?
とは言うけれど、イヌリンって何に使われてるの?
イヌリンは水溶性食物繊維であると。
ということは体内に摂取することでその効果を得られるということですよね。
欧州ではイヌリンはパンやビスケット、ヨーグルトの乳製品などに広く用いられているのですが、日本で売られている製品だと…
▼お茶で摂取
▼のど飴で摂取
などなど日本では健康食品系に使われているものが多いのかなと思います。
イヌリンは水に溶けやすく食品にしっとりとした食感、保湿性を高めたりなめらかな食感をもたらします。また甘みやコクも増すので砂糖や脂肪の代替としても使えます。
水に溶けやすいと応用範囲が広がるので使用される食品もまだまだ増えそうですよね^^
イヌリンは何から出来ている?
ところでこのイヌリンって、何から出来てるの?
って、気になりますよね。そもそも食べても安全なものなのか?
イヌリンはチコリーの根や菊芋、アガベなどに多く含まれている食物繊維です。
チコリー
一般的に市場に流通しているチコリーは葉の部分をサラダやソテーなどで食べるものが多いですね。
初めてスーパーでチコリーを見た時は白菜が残り1/3くらいになった真ん中の部分みたい…という感想でした^^;
ただイヌリンが多いとされるのはこのチコリーの根の部分です。
出典元:wikipedia
チコリーの根ってこんな風なんですね!ちょっとびっくりしました。
ベルギー料理にはチコリーの根を使ったグラタンがあったり、アメリカやベトナムのコーヒーにはチコリーの根が入ったものがあったり、実は日本の爽健美茶にもチコリーが含まれているそうです!
菊芋
菊に似た花を咲かせて芋が出来ることから名付けられた菊芋。
じゃが芋や里芋などの通常の芋類と違い菊芋にはデンプンは殆ど含まれていなくて、主成分はイヌリンを含む食物繊維から成ります。
食べ方は他の芋と同様に似たり焼いたり揚げたりと色々な食べ方が出来て、岐阜県恵那市岩村町では菊芋の味噌漬けや粕漬けが名物なんだそうです。
実際に菊芋を食べてみました!
アガベ
メキシコ産のアガベを発酵・蒸留して作られるお酒がテキーラですね^^
アガベ(リュウゼツラン)の茎の部分にはイヌリンが豊富で水溶性が非常に高いとされます。アガベの樹液を甘味料として作られるアガベシロップは欧米では第3の天然甘味料として注目されていますね。
こう見ると、イヌリンは日常的に私たちが食べているものに含まれていることがわかります。菊芋は私たち日本人にも馴染みがある食材だと思いますし、他にもゴボウやニンニクなど日本でも長く食べられてきた食材にもイヌリンは含まれています。
「イヌリン」という存在は把握していなくても日本でも昔からイヌリンという水溶性食物繊維は食べられてきたということなので、改めて「イヌリン」という名前のものを摂取しても日本人の体質にも十分適応出来る有効な成分だと考えられていて、今注目の成分となっているという訳です♪
では具体的にイヌリンにはどういう効果があるのでしょうか?
>>イヌリンの効果と効果的な摂り方。イヌリンを摂るなら食前?
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