生姜を長期保存させるには酢漬けにしたりシロップ漬けにしたりする方法が多いですが、それだと使い勝手がちょっと良くないですよね。
ですが。
余計な味付けせずに出来る長期保存方法、ちゃんとあります!
その方法は、冷凍保存と乾燥保存!!
今回はそれぞれの保存方法と保存期間についてご紹介します♪
■味付き生姜の保存方法の作り方はこちらでご紹介しています
生姜の冷凍保存方法
生姜は冷凍庫で長期間保存が出来ます。そのまま丸ごとでも切ったものでもすりおろしたものでもどれでも可!
皮ごときれいに洗って、よく水気を拭き取ってからラップに包んで冷凍庫で保存します。水気が残っていると霜が付いてしまうのでしっかりと拭き取るのがポイント。
使う時は凍ったまますりおろして使えます。必要な分だけ使ったらまたラップにくるんで冷凍庫へ。これなら空気に触れている時間も短く済むので味や風味も落ちにくいです。使い勝手も良いですよね♪
丸ごとで凍らせた生姜を完全に解凍させて切って使おうとすると、生姜は約90%が水分なのでその水分が抜けてスカスカ食感になってしまいます。コレ、非常においしくないです。
丸ごと凍らせた生姜はすりおろして使うのが一番適しています。
ただし例外として、生姜の絞り汁がほしい時は解凍してふにゃふにゃにさせれば簡単に手でギュッと搾って汁が取れます!生の生姜をすりおろして絞るより断然ラクです。
すりおろす時は繊維に対して垂直に、繊維を切るようにすれば細かくすりおろせるので食べやすいと思います^^
じゃぁ凍ったものをスライスして使いたい時はどうすれば?
凍った丸ごと生姜を切るのはかたくて大変だし危ないですよね。半解凍まで行かずともちょっと置いておいて解凍させれば切りやすくはなりますが、いくらか解凍させたものを再度凍らせて保存するのは劣化が早まると思うので個人的には好きではありません。
なので、そういう場合はあらかじめスライスしてから冷凍します。2mmくらいの厚さに切ったら重ならないようにバットに広げてラップをかけて、冷凍庫に20分ほど置いて凍ってきたら保存袋やタッパーにまとめて入れて冷凍庫で保存します。
切ったそばから袋にまとめて冷凍してしまうと生姜同士がくっついてしまうので、くっつかなくなるくらい初めにそれぞれで凍らせてからまとめて保存すると使う時に使いやすくなります。
薄切りにしておけば凍ったままでも千切りにしやすいですし、そのまま煮付けやスープの臭み消しにも使えます。もちろん、はじめから千切りにしたものを凍らせておいても◎
また生姜はすりおろしてから冷凍保存することも出来ます!
すりおろしたらジップロックなどの保存袋に薄く平らになるように入れて、空気を抜いてから保存します。
薄く入れると早く凍らせられて使う時も溶けやすく、また簡単に手でパリっと折れるので使い勝手もとても良くっておすすめ。
タッパーなど容器に入れて、スプーンでしょりしょり削りながら使う方法もありますよ^^
製氷器を使って絞り汁の保存も可能。キューブ状なので飲み物や料理などに簡単に加えられて便利です。ジンジャーエールに生姜汁氷を入れれば生姜感増量で暑い夏にキューッと飲むととても美味!♪
▼今って色んな形の製氷トレーがありますよね。楽しい。
乾燥生姜の作り方
生姜はスライスして天日干し・乾燥させることでも長期保存が可能です。
よく洗ったら皮付きのまま薄くスライスして、ザルなどに重ならないように広げて天日干しします。
ホコリや虫が心配ならザルやネットをかぶせたり、私が使っているような写真の↓専用のものを買うのも手ですね。
冬の乾燥した時期なら屋外の風通しの良い場所だと3日くらい、室内なら5日くらいで完成。
それ以外の時期でも大体1週間くらいで乾燥します。
うまく乾燥させるには直射日光が当たるとか気温が高いかよりも、寒くても、空気が乾燥していて風通しが良いことがポイントです。早く水分を飛ばすのが成功のコツ。なので日向がなくて日陰でも風通しが良ければきちんと乾くのでご安心ください^^
乾くと元の1/4くらいに縮んでしわくちゃになります!
干す前は黄色くても乾燥してくると段々白くなります。もしかしてカビ!?と心配になるかもしれませんが白くなるのが通常なので問題ありません◎
雨続きなど湿気が多い時期は乾燥するまでにカビが生えるリスクが高いので、干す前に扇風機に数時間当てていくらか乾燥させてから外で干すと乾くのを早められます。
カビが心配、すぐに乾燥させたいという場合はオーブンで乾燥させる方法もあります。
オーブンで乾燥させる場合は、~2mmくらいにスライスした生姜を重ならないように天板に並べたら80~100度のオーブン(余熱不要)で1時間加熱させます。乾燥が足りないかったら、やりすぎると焦げてしまうので10分単位で少しずつ追加加熱して様子をみてください。
電子レンジでも出来るのですが、約90%が水分で出来ている生姜を更に薄切りにして加熱するのですぐに水分が蒸発して焦げたり燃えたりしやすいです。個人的には危ないので電子レンジはあまりおすすめしません。
ちなみに↓はスライスを600Wで30秒×4回レンチンしたものです。
生姜の厚みにもよりますが、途中から水分がしゅわ~~!!と出てきてみるみるうちに縮んで茶色くなっていって。いつ燃えるかとハラハラしながら眺めていました^^;
焦げる前に止めたので一応カリカリのドライ生姜には出来ました。も
しレンジで乾燥させる場合は監視しながらされた方が良いと思います。
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乾燥生姜の保存方法
乾燥させた生姜はビンやタッパー、ビニール袋などに入れて密閉保存します。
シリカゲルなど乾燥剤があると尚良いですね◎
干し生姜は湿気を吸収しやすいので密閉が甘いとカビが生えてしまうこともあります。乾燥させたからと言って油断は禁物。心配なら容器に入れて更に冷蔵庫で保存しても良いです。
日持ちは3ヵ月~半年ほど、上手に乾燥保存させれば1年持たせることも可能です!
ドライ生姜はそのまま煮付けやスープに入れて出汁や臭み消しに使ったり、刻んでタレと混ぜたり、フードプロセッサーなどで挽いて使うことも出来ます。
工夫次第で何にでも使えますからぜひ、いろいろな料理やお菓子、飲み物に入れて楽しんでください♪
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