「貧血対策の食事で一緒に食べたいもの、避けた方が良いものは?」
とご紹介してきました貧血に関しまして。
貧血って診断されたけど数値が0.1少なかっただけだし貧血の人ってたくさんいるって聞くしそんな、大したことじゃないんじゃないの~
なんて私のように気軽に考えている人、少なからずいるのでは?と思います。
別に酷い症状とか出てないし、食事で鉄分摂るようにしてるし。
勿論、普段の食事を気を付けるのも大事ですが、でも鉄分補給をする以外でも気を付けた方が良いこともあるんです!貧血を軽く考えていると後々、発症リスクが高まる病気もあったり!?
貧血の原因がマラソン!?
そう、貧血対策で普段の食事から鉄分摂取を心がけていても、他に原因があって貧血になっている可能性もあります。雑誌日経ヘルスで知ったのですが、貧血はマラソンなどの運動が原因で起こることもあるんだそうです!ご存知でしたか?!
アスリート貧血または行軍貧血と言うそうで、足裏に繰り返し衝撃が加わることで赤血球が破壊されて貧血になることをこう呼びます。運動して一気に大量の汗をかくことで鉄が失われることも関係しているそうです。
そもそも貧血とは何かと言うと、赤血球の機能が落ちた状態が貧血です。
赤血球の中にいるヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割を担っていますが、ヘモグロビンの原料になる鉄が不足するとヘモグロビンが少なくなって、そうすると酸素を十分に身体に運ぶことが出来なくなりますよね。この状態が貧血です。
身体が酸欠状態になるとどうなるのか?
筋肉の酸素不足で疲労感を感じたり身体がだる重になったり肩こり、めまいやふらつきが生じます。私は高校生の時からの肩こり持ちなのですが、今思い返せばその頃に貧血ボーダーラインとか言われてました。そう言えば。
そして身体は酸欠状態を解消しようとして全身に血液を送り込もうとする→心拍数が上がる→動機・息切れが生じるという仕組みが出来上がります。
アスリートは筋肉量が多い訳ですが、筋肉を動かすには酸素が必要で、酸素は鉄と結合して筋肉中に蓄えられています。ということは鉄が少ないとそれだけ酸素を蓄えられる量も減る→筋肉を十分に動かせなくなるということ。なのでアスリートは尚の事鉄分を多く摂取する必要があるということなんですが、そうだったんですね全然知りませんでした!
勿論、アスリートでなくたって私たちは筋肉を動かして生きている訳ですから、アスリート並ではないとしても常に酸素を消費し鉄分も消費しています。アスリート云々以前に、そもそも鉄分が不足していれば普段から運動していなくても酸欠状態になって疲れやだるさを感じたり肩こりやめまいが起きたりすることも大いにあるということですね。
アスリートの中でも特に足裏への衝撃が長く続く長距離走の選手に貧血の人が多いんだそうです。アスリートとまではいかなくても、健康のためにランニングを日課にしている人って多いですよね。マラソンイベントも増えていたりジムでとか土日に街中を走ってる人とか、見かけますよね。そういう人も勿論このアスリート貧血に大きく関わっています!
もしも今、貧血なのに健康のためにランニングをしているという人、それは逆に健康を害する結果になっているかも知れません!?><
貧血で起こる症状はわかりにくい?
貧血で身体が酸欠状態になると疲労感やだるさ、肩こりなどの症状が出るとお伝えしましたが、これらは過労などでも似た症状が出ます。最近忙しいからな~疲れてるんだな~となんて思っていたら実は貧血だった!?なんてことも起こり得るということ。
立ちくらみ=貧血、との認識の人もいると思いますが、貧血ではなく低血圧が原因の立ちくらみもあるし、過労でふらついている場合もある。うつ病が原因で倦怠感があったりストレスが原因でめまいや過呼吸が起こっていることも考えられる。その症状は貧血が原因かも知れないし、そうではないかもしれない。
ストレスまみれで多忙と言われる現代人ですから、どれもこれも当てはまるんだけど、という人もいるかもしれませんね…貧血かどうかは血液検査をしないとわからないので、簡単に自己判断は出来ない、ということになりますね。
因みに貧血自体にもいくつか種類があって、大半の人が当てはまるのは「鉄欠乏症貧血」という種類の貧血。読んで字の如く、鉄が欠乏して起こる貧血、鉄分不足が原因の貧血です。重症化すると氷や土を食べたくなるという異常症の症状が出る種類の貧血ですが、この行動のメカニズムは不明なんだそう。知り合いにも母娘で1年中氷をガリガリ食べている人がいます。。
かき氷はおいしくて好きです♪
他には、骨髄中で十分に赤血球が作られなくて起こる「再生不良性貧血」、巨赤芽球という異常な赤血球が出来ることで起こる「巨赤芽球性貧血」、免疫細胞の赤血球破壊など病的な反応により起こる「溶血性貧血」があります。
自分の場合は健康診断の血液検査の結果で知れましたが、どうにも疲れやだるさがなくならなくて…と何かしら気になっている人は、それはもしかしたら貧血が原因の可能性も。一度病院で診てもらうと良いかもしれませんね。
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貧血で発症率が高まる病気とは?
貧血で起こるのは疲労やめまいだけではなく。
日経ヘルスで紹介されていたもので驚いたのは貧血で難聴のリスクが高くなるというもの。
貧血で難聴!?
考えたこともありませんでした。
難聴には3タイプあるそうで
①伝音難聴:音が伝わる外耳や中耳に障害があって起こる
②感音難聴:音を感じる内耳に障害があって起こる
③混合難聴:伝音難聴と感音難聴が混在したもの
米国で21~90歳の男女30万人以上を対象に5年間、①②③になる人を調査・分析したところ
貧血でない人:①0.2% ②0.7% ③1.6%
鉄欠乏症貧血:①0.2% ②1.1% ③3.4%
という結果になったそうです。
貧血の人の方が②は1.82倍、③は2.41倍発症率が上がることがわかったということですが、正直、この数字って大きいのでしょうか…?^^;難聴は加齢でも発症するもので75歳以上の人の半数が悩んでいるとも言われるものであったり、騒音とかイヤホンで長時間大音量で音楽聞いてると難聴になりやすくなる等の音量に関しての難聴の話は聞いたことはあったのですが、貧血で難聴になりやすくなるというのは初めて聞きました。
貧血自体は鉄分補給で改善できるけれど、難聴も同様に鉄分補給で改善するかどうかはまだ不明なんだとか。
また貧血だと認知症のリスクも上がるとのこと!
ドイツでの調査結果で、認知症に移行する可能性の高い軽度認知症になるリスクが、貧血の人はそうでない人の2倍近く高いという結果が得られたそうです。認知症もその原因には様々ありますが、貧血も原因になり得るんだったとは。
胃がんに関連するピロリ菌が胃の中にいると胃酸の分泌が低下して鉄の吸収が阻害され貧血が起きやすくなったり、胃潰瘍や大腸がんなど消化器系の病気の出血が原因で貧血になっていることもあるんだそうです。妊婦さんの貧血は早産や低出生体重児出産に繋がったりしますし、健康でいるためにやるべきことは貧血対策だけに留まらず。
たくさんありすぎて何が何だか状態になりそうではありますが、出来ることからはじめていくしかないですね。渡しの場合はジョギングとかの運動はしていないので、とりあえずは鉄分補給に海苔をメインに食べます!
貧血は治っても鉄分が不足したらまた貧血になる可能性があるので鉄分補給は常に心がけていないといけないです。もしも難聴や認知症の一歩手前と診断された時に、原因が貧血だったなんて考えに至る人は少なそうな気がします。でもそういう可能性もあるんだと。
ちょっとだるいくらいだし~と軽く考えていたら認知症の一歩手前に!?なんてことにもなりかねない訳ですから、貧血侮るなかれ!ですね><
簡単に鉄分が摂れるらしい!?鉄玉子ってご存知ですか?
>>貧血の鉄分補給に「鉄玉子」を使ってみました!使い方と保管方法
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