貧血対策として鉄分補給に使っている鉄玉子。
使ってみての感想などこちらでご紹介しましたが、鉄玉子を使うにあたって心配なのは「サビ」だと思います。
鉄玉子の錆びは飲んでも大丈夫?身体に害はない?
鉄玉子についた錆びはどうやって落とせば良い?
鉄玉子の使い方はこちらでご紹介しています>>貧血の鉄分補給に「鉄玉子」を使ってみました!使い方と保管方法
鉄玉子の茶色いサビは飲んでも大丈夫なの?
鉄玉子は、毎回使用後に洗ってきちんと乾かして保管していても、表面がうっすら茶色くなってきます。鉄玉子は鉄そのものですから、錆びます。そういう物です。だから錆びてても大丈夫^^
鉄瓶を育てる時に言われるのは、特に使い始めは毎日お湯を沸かして早く湯あかをつけましょうということ。湯あかが赤錆の防止になるからです。でもその湯あかがつくまでには一時的に全体が赤褐色になり錆ます。それを毎日使っていくと徐々に白い湯あかに覆われていきます。
ということなので、湯あかがついたらそれは錆止めの役割になるので無理に洗い流さずに使うと良いです◎
鉄は有害だと耳にしたことがある人もいると思いますが、多分それは青い錆、緑青のことだと思います。以前はそう言われていましたが、現在それは間違いだと科学的に証明されています。今は鉄の錆を食べても特に問題はないと言われています。
屋外に放置された鉄の塊が雨水に浸かって出た錆とかなら雑菌も混じっているのでまた話は別ですが^^;
そもそも錆びないようなつくり、錆びないようにコーティングが施されていたら、鉄分補給になりませんよね。だって鉄分が溶け出さないんですから。だからお湯が茶色く色付いても、それで良い訳です♪
錆は飲んでも害ではないですが、でもそうは言っても酸化する途中で雑菌とかも含んでるんじゃ?と不安な人は鉄玉子を使う時には毎回錆を洗い落としてから使った方が気持ち的にも安心出来て良いと思います。
ちなみに私はと言うと、始めの数回は錆が気になって洗ってから使っていたのですが、でも毎回毎回茶色くなるしコレ洗ってたってキリがない!と思いそれからは気にせずそのまま使っています。でもお腹を壊したとかそういうことは全くありません^^元気!
鉄玉子のサビを取る方法
それでもどうしても錆が気になる、鉄玉子の錆をどうしても取りたいという人に。鉄玉子の錆を軽減させる、錆を取る方法を、南部鉄器の取扱販売をしている(有)川添竹材商店さんにお伺いしましたのでご紹介しておきます♪
まず基本は、使い終わったらすぐに乾かす。これが錆びさせない為の基本です。水分がついたまま放置すると錆びます。
布で擦り取る
私は鉄玉子をお湯から取り出したらすぐにキッチンペーパーの上に放置で水分吸収、乾燥させています。それでも段々と表面が薄っすら茶色くなってくるのですが、簡単な錆取り方法は水でさっと濡らしたら布巾などで表面を擦り取る。これだけでOK。鉄器に発生する錆は初期段階では鉄の表面に浮き出るように発生するため擦り取るだけで十分取れるのだそうです。
紙やすりで擦る
それでも取れない場合は紙やすりなど研磨剤を使用して処理をします。紙やすりで鉄玉子の表面の錆を除いたら汚れを洗い流して、よく水気を拭き取れば完了。ここまででも十分錆は取れます。
茶殻処理をする
でも更に錆にくくしたい場合は茶殻処理をします。
鉄瓶の内側の錆止めとして昔からある錆止めの方法が茶殻処理です。
▼最近はこういう色のついた鉄瓶が人気ですね♪
鉄瓶は内側に錆止め処理が既に施されているので内側を擦ったり洗ったりしてはいけない、鉄瓶は内側を触らないものとされています。そんな触らない(触れない)鉄瓶内側の錆防止方法が茶殻処理なんですが、その方法は次の通りです。
鉄瓶の茶殻処理の仕方
1、鉄瓶に茶葉を入れたら8分目まで水を入れ、火にかけて煮出す
2、お湯が2分目になるまで30分以上沸騰させ続けたら一旦お湯を捨て、再度8分目まで水を入れて2分目になるまで沸騰させる
3、上記作業を3回繰り返す
緑茶のタンニンと錆で化学反応を起こして赤錆を止める方法です。これを鉄玉子にも応用するという訳です。
鉄玉子の場合は、まず鉄玉子の表面を紙やすりで擦って錆を取り除いて、そしたら鍋でお湯を沸かしてその中に茶殻と鉄玉子を入れて暫く沸騰させます。鉄玉子の場合、決まった時間や回数は特にないみたいです。個人的にはお湯がなくなるまでの1回で良いんじゃないかなと思います^^
使う茶殻は茶葉でもティーバッグでも出し殻じゃなくてもOK。やかんや鍋に茶殻適量と鉄玉子を入れたらそこに水を入れて、沸騰!終わったら乾燥させて水分を飛ばして完了です。
この茶殻の処理は鉄の表面に酸化物の膜、即ち酸化皮膜をつけて錆つきを防止する方法になります。なので錆が出る度に茶殻処理を行わなくても、一度茶殻処理をすれば、毎回使用後に余熱でしっかり水分を飛ばしてキッチンペーパーなどに包んで湿気の少ない場所へ保管しておくだけでけでも錆は発生しにくくなります◎
鉄玉子の錆をお酢やクエン酸で落とす方法は?
鉄錆を落とす方法を調べるとお酢やクエン酸を使って落とす方法が出てきます。やり方は、お酢+お湯、お酢+塩+お湯などを混ぜ溶かしたところに鉄を浸けておくというものなのですが、これを鉄玉子にしても良いのか?こちらについても(有)川添竹材商店さんに尋ねてみました。
鉄玉子をお酢やクエン酸に浸けたりこすったりしても問題ないですか?
お酢やクエン酸での処理は、単に鉄やサビを溶かすだけの処理になりますので、弊社ではご紹介しておりません。 また、処理後に良くすすぎ洗いをしないと、鉄の酸化を加速させるだけになると思いますので、ご注意下さい。
酸処理は鉄錆を溶かす処理であって鉄錆を防止する処理ではないんですね!しかも酸が残っていると酸化を促進させてしまうと。お酢に浸けたら錆が取れたー!と思ってもそれはその時だけのこと、ということになる訳ですね。
もしお酢やクエン酸で鉄玉子の錆を取ろうと考えている方がいらっしゃいましたら、上記理由ですのでそれならば茶殻処理をされることをおすすめ致します◎
あとこれは個人的に思ったことなんですが、鉄玉子に油を塗る錆止め方法。鉄のフライパンや鍋の場合は洗ったら錆止めとして油を塗りますよね。コレと同様に、鉄玉子も使用後に油を薄く塗っておけば錆止めになるんじゃ?と思いました。
ただ油を塗る場合は、鉄玉子を料理に使うなら良いですが私みたいに白湯を飲みたくて鉄玉子を使う場合だと不向きですよね。毎回鉄玉子を使う度に一旦洗って油を落とさなければいけないのは個人的に非常に手間なので、試したことはありません。
でも料理で鉄玉子を使う人なら油を塗っての錆止めは有効なんじゃないかな、と思います^^
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鉄の錆は体内に入っても害はないとされています。鉄玉子を使うと鉄が溶け出てお湯は薄い茶色に、そしてちょっと錆のにおいもします。
害はないけど鉄のにおいが苦手という人もいると思うので、そういう人はそのまま使わずに料理に使ってにおいが気にならないように工夫すれば問題ないと思います◎鉄玉子を使った鍋や鍋も使用後に洗うようにすると良いですね^^
ちなみに鉄玉子を使ってお湯を沸かすと、鉄玉子なしの時よりも早くお湯が沸きます!鉄玉子の熱で更に水の加熱速度が早まっているんですね。ってことはガス代の節約にもなるってこと!?♪
鉄玉子はティファールなどの電気ケトルでも使える?
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