かたくてまだ食べ頃じゃない桃があったら。
桃の果実酒を作るのはいかがでしょう?
生でそのまま食べる桃は柔らかい方が好みでも、果実酒として漬ける場合は少し固めの桃が適しています。
ということで今回は桃酒の作り方をご紹介します♪
桃酒の作り方
材料
桃 500g
氷砂糖 100~200g
お酒 900ml
(ホワイトリカーや焼酎、ウォッカ、ブランデーなどアルコール度数35%以上のもの)
お好みでレモン 1~2個
※桃の皮の剥き方※
まだかたい桃の皮を剥くのは結構大変です。しかも桃は傷みやすいので力を入れて持ってしまうとそこから変色していってしまいます。なので湯剥きがキレイに剥けておすすめです。
作り方
1、桃を沸騰したお湯に10秒くらい浸けて、10秒経ったらすぐに氷水に入れて冷やします
こうすると簡単にぺろんと皮が剥けます。トマトの湯剥きも同じように出来るので機会があれば試してみてください^^
2、桃はまるごと漬けても良いし、適当な大きさに切って漬けても好みでOK
種も一緒に漬け込みます。
3、レモンを一緒につける場合は皮をむいて白いワタを取り除き~4等分に切ります
あるいは皮をよく洗って輪切りにしても良いです。無農薬の国産レモンを使うと安心です。
4、保存ビンに桃、氷砂糖、お酒、好みでレモンを入れて冷暗所で保存、飲み頃になるまで待ちましょう♪
2週間程で飲めるようにはなりますが、最低でも3ヶ月は漬け込んだ方がおいしいです。
漬け込むほど桃のエキスが混ざってまろやかになり旨味も増します。都度都度味見をしてみて好みの具合になったら飲むと言う風にすれば良いですね。段々味わいが変わっていくのを楽しむのもまた良しです。
湯剥きで皮がきれいに剥けないかもしれない…と不安な人も、大丈夫。桃酒は桃の皮を剥かずに作ることも出来ます。
皮ごと漬ける場合はよく水洗いして産毛を取りつつ、実を傷つけないようキッチンペーパーで丁寧に水気を拭き取ります。
桃の産毛は手で洗い落とすことができます。桃を水洗いしていると産毛の感覚がなくなってつるつるしてくると思うので、そうなれば産毛も取れています◎力強くこすって産毛を落とそうとすると桃が傷んでしまうので力加減にはご注意を。
洗い終わったら、水分が残っているとカビの原因になるのでキッチンペーパーでしっかり水気を拭き取りましょう。
レモンはお好みで、入れても入れなくてもOKです。
入れなくても良いですが、レモンの酸味が桃酒の味を引き締めてくれるので個人的には入れるのがおすすめです。ただし沢山入れると酸っぱさが勝ってしまうので入れすぎには注意です。
保存瓶はあらかじめ煮沸消毒かアルコール消毒をして自然乾燥させておきます。
煮沸消毒する場合は、沸騰したお湯にビンを入れると割れてしまう危険があるので必ず水から入れて沸騰させてください。
アルコール消毒の場合は、桃酒に使用するホワイトリカーなどを少量入れたらフタをして、回したり振ったりしてビンの内側全体にアルコールが行き渡るようにします。終わったらアルコールは捨てて、フタを開けたままにして自然乾燥させましょう。
布巾やキッチンペーパーなどで拭きたくなるかもしれませんが雑菌がついてしまう可能性があるので、カビを発生させず失敗のリスクを減らす為にも自然乾燥、どうしても拭き取りたいならキッチンペーパーを使うことをおすすめします。
▼保存瓶には部品を全部外して丸洗いできるセラーメイトが扱いやすく清潔です◎
果肉は漬けたままにしておいて良い?
果実酒に使った果肉は、1年近く経ったらもう取り出してしまいましょう。
桃やプラムなどは長く漬けておいた方が味に深みが増していくので、濁ってくるまでは果肉は漬けておいて濁ってきたら取り出すと良いです。その際に漉して清潔なビンに入れ替えると尚良し◎
取り出した桃は好みで食べても良いですし、アルコールがキツくてそのままは食べられない場合は焼き菓子などに使うとアルコールが効いた大人な味わいのお菓子が作れます。
レモンを入れる場合は1ヶ月程経ったらレモンだけ先に取り出します。
レモンやグレープフルーツなど柑橘類の皮や白い部分は苦みが強い部分なので長く漬けておくと仕上がりに影響が出ます。なのでレモンを入れて作る場合は先に取り出すのをお忘れなく。
実際のところ、果肉を何年何十年と漬けておいても飲むことに問題はないのですが、1年も経っていると果物のエキスが出きってしまっているので入れておく意味はないです。出し殻状態ですね。
またずっと漬けていると果肉が崩れてきて液が濁ってしまったり果肉がカビの原因になってしまったりとリスクが増します。
なので特にこだわりがないならある程度の時点、好みの味わいになった時などに果肉は取り出してしまうことをおすすめします。果肉が入っている方が美味しそうに見えたり見た目に良かったりはするんですけどね^^
甘みが足りなかった場合は?
もしも思っていたよりも甘みが足りない仕上がりになってしまったら、そんな時は後から甘みを足せば大丈夫です。
例えば1ヶ月経って味見をしてみたら甘さが足りなかった、そんな時は氷砂糖を適量加えましょう。そして溶け切るまで2週間は待ちます。
そんなに待ってられない!という場合は飲む時にシロップや蜂蜜を足したり甘みのあるソーダで割ったりすれば良いですね。
逆に甘すぎてしまった場合はお湯で割ったり炭酸水で割って調整して飲みましょう。
もしも飲めないくらい甘くなってしまったら、その時は焼き菓子に混ぜたりゼリーを作ったりとお菓子作りに利用すると良いです。
一度にそんなにたくさんは使えなくても果実酒は保存が利くものですので少しずつ使っていきましょう^^
▼カットホールケーキみたいなゼリー型があるってご存じでしたか!?ハートの形になるのが可愛い♪
桃酒の作り方 まとめ
砂糖の量やレモンなど、仕上がって飲んでみないと自分の好みの具合はわからないですが、それを想像して待つのも果実酒作りの楽しみのひとつです。
思うようにならなかったとしても工夫して飲んだり料理に使ったり。
そして次に作る時は分量を調整して自分の好みを探して行けば、果実酒作りがもっと楽しくなりますよ♪
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