桃を買ったけどかたくて全然食べ頃じゃない。
食べてみたけどかたいし甘みも少なくておいしくない。。
そんな桃をおいしく食べる方法をご紹介します♪
かたい桃の追熟方法
買ったは良いけど思いのほか固くてまだ食べ頃じゃないな、という桃。
そんな桃は追熟させて柔らかくしましょう!
追熟とは果物などの甘さを増したり果肉をやわらかくすることを言います^^
●乾燥防止のために紙に包んで、風通しの良い場所で常温保存
むき出しのままだと皮がしわしわになります
●りんごと一緒に包んで常温に置いておく
りんごには野菜や果物の生長を促進させる働きがあります
桃は変色しやすいのであまり手で触るとその部分が茶色くなってしまいます。扱う場合はそっと手の平に乗せて硬さを判断しましょう。そして甘い香りが強くなったら食べ頃です。
色は濃いピンク色でも匂いがあまりしないものはまだかたいことが多いので、甘い香りがしてくるまで待つと良いです。
ちなみに食べる時は、冷やしすぎると甘さを感じにくくなってしまうので、冷やすなら食べる2時間ほど前に冷蔵庫に入れてから食べるのがおすすめ。そして桃は皮ごと食べられるので、皮の食感が気にならないなら表面のうぶ毛を洗い落としてそのまま食べてしまいましょう♪
桃は室温に置いておくと段々と果肉がやわらかくなって、大体1週間くらいすると食べ頃のやわらかさになります。
逆に冷蔵庫など低温の場所だと熟すのが遅くなります。遅くはなりますが、遅いなりに熟しているので3週間もすればやわらかくなります。
桃はとても繊細な果物で、指で強く押さえたりちょっとぶつけてしまったり、少し衝撃を与えただけですぐにその部分から茶色くなってしまいます。
熟して軟らかくなっているほど衝撃に弱いので輸送中に傷がつかないようにある程度未熟な状態で収穫して運ばれるので、店頭に売られているものでもかたい桃が多くあります。
買ってすぐに食べたい!という場合は軟らかくなっているものを選べば良いですが、すぐに食べるわけではない場合は逆に固い桃を買った方が勝手は良いかもしれませんね。
ちなみにウチには夏のお中元の時期に桃が1箱届くのですが、「固い状態のものを出荷しているので1週間ほど置いてから食べてください」と食べ方の説明書が入っています。
そうですよね、10個以上の桃が一気に届いてそれが全部完熟食べ頃状態だったら、たいへん困ってしまいますよね^^;すぐに食べないと傷んでいっちゃうしだけどそんな一度に食べられないし!って。
なのでウチでは数個は常温に放置して残りは冷蔵庫に保管。常温の物が食べ頃になったらいただいて代わりに冷蔵庫のまだ固いものを常温に出す、という風に順々に食べていっています。
これなら桃をたくさん買ったりもらったりしても最後までおいしく食べられます◎
▼バナナの甘熟王で有名なスミフルでは旬の果物の定期便の利用やフードロス品の購入もできます♪
触った感じもやわらかいし良い香りもするし、この桃はっと今が食べ頃!と思っていざ切ってみたらまだかたかった~!><とわかることもありますよね。
そんなとき、皮を剥いたり切ったりした状態の桃を追熟させるのは難しいです。
切り口から酸化していきますし、冷蔵しないと腐っていってしまいます。酸化は食べても無害ですがそのまま置いておくと傷んでしまうので、かたくても気にならなければそのまま食べてしまうのが第一の解決策。
かたい桃は苦手…という場合はちょっと手間はかかりますが加工して無駄なく美味しくいただきましょう!
かたい桃のアレンジレシピ
もらった桃がかたい、食べてみたら硬かった、そんな桃は加工するのがおすすめです。
ただ、加熱などしなくても食べやすく出来る方法があるのでまずはそちらをご紹介します◎
●食べかけの桃を食べやすくする方法
・桃を薄めにスライスして砂糖をまぶしたら冷蔵庫に30分ほど置いておきます。
すると砂糖が桃に溶けて水分が出て柔らかくなるので食べやすくなります。
酸化して茶色っぽくなりますが食べるにはまったく問題ナシです。
・またこの↑砂糖をまぶした桃にブランデーを適量かけて和えると一気に大人なデザートになります。
・また更にそれを耐熱皿に並べてオーブンに入れ、ちょっと焦げ目をつけたものをバニラアイスに添えたらオシャレなスイーツにも♪
では他にも色々と加工も出来るのでいくつかレシピをご紹介します^^
形を気にする必要もなく簡単に加工できるのは桃のジャムです。
ジャムは簡単に出来るので果物がたくさんある時にはとっても便利な加工方法です。保存が利くのも嬉しい◎
今回ご紹介するのは桃だけじゃなく意外!?な、バジルを加えた桃ジャムのレシピです♪
桃 600g(3個くらいです)
砂糖 180g
レモン果汁 1/2個分
バジル 茎1本、葉10枚ほど
●作り方
1、桃は皮をむき、種を取ったら細かく刻みます
2、種とバジルの茎をガーゼやネットなどに入れます
3、鍋に1と2を入れて中火で10~15分煮たら砂糖を加え混ぜ、レモン汁を入れます
4、アクが出たら取り除き、焦がさないように混ぜながら水分をとばしていきます
5、全体にとろみがついたら火を止めて粗熱が取り、バジルの葉をちぎって加えます
バジルの葉は熱に弱いのまだ熱いうちに加えてしまうと茶色く変色してしまいます。粗熱が取れてから加えた方が緑がきれいです。
6、清潔な容器に入れたら冷蔵庫で保存、1ヶ月を目安に食べましょう
煮詰め具合は好みの状態にすればOK。とろとろでも良いですし、半分量くらいになって艶が出てこれば充分です。
食べきる目安は1ヶ月ですが開封したら早めに食べきるようにしましょう。
桃のコンポートも簡単に作れます。
コンポートとは果物を水や薄い砂糖水で煮る保存方法で、ジャムに比べると果物の食味を感じやすい食べ方です。ただ、ジャムよりも使用する砂糖の量が少ない分日持ちしないので1週間以内には食べるようにしましょう。
コポーとはアルコールを使わないもの、使うものとどちらでも出来るので好みで作り分けたりお酒が好きなら使うお酒を色々変えて作るのも楽しいですよ^^
桃のコンポート (アルコール不使用)
桃 3個
レモン果汁 大さじ1
砂糖 60g
水 300ml
●作り方
1、桃は皮付きのまま洗って、半分に切って種を取ります
※砂糖で手がベタついて嫌だなという場合は先に皮を剥いてから煮てもOK。
2、鍋に水、砂糖、レモン汁を入れて沸騰させたら、桃を加えて弱火で約10分煮ます
3、10分経ったら火を消しそのまま放置して、冷めたら皮をむきます
4、清潔な容器に桃と煮汁(シロップ)を入れて冷蔵庫で保存します
アルコールを使う場合は、上記レシピに白ワイン300mlを加えて、沸騰したら桃を入れて煮ます。
更にお好みで、冷蔵庫で冷やす際にピーチリキュールやミントリキュール、ラム酒などを加えても。
またスパイスを加えるのもおすすめです。シナモンやバニラビーンズ、八角など好きなスパイスがあれば一緒に加えて煮ます。甘いだけでなく一気に大人な風味に仕上がります♪
▼好きなスパイスを選べる便利なシステム◎
桃のコンポートは作ってしまえば色々とアレンジが利かせられる便利な食材に変身します!
桃のラッシー
桃のコンポート 130g (桃3個分くらいです)
プレーンヨーグルト 100g
氷 1/2カップ分
コンポートのシロップ 適量
お好みでフレッシュミントなど
●作り方
1、すべての材料をミキサーにかけて撹拌します
甘さはコンポートのシロップを加えて好みで調整します
2、1をグラスに注いだら好みでミントなど添えて完成
桃の缶詰でも作れるので、不意に急に桃のラッシーが飲みたい!となった時は桃缶を買ってきて作ることもできますよ^^
ヨーグルトを使うとラッシーですが、ヨーグルトの代わりに牛乳とバナナなど好みの果物を入れてミキサーにかければあっという間にミックスジュースに。生クリームを加えると濃厚な桃スープにも出来ます。
果実酒が好きなら手作り桃酒にトライしてみるのもいかがでしょう◎
桃のコンポートはほかにも、桃のタルトや桃のケーキなど焼き菓子に使えたり、溶かしたゼラチンを流し入れれば簡単桃ゼリーが出来るし、なんなら切ってそのままヨーグルトやアイスに乗せるだけでも簡単デザートに。
凍らせてスプーンでほぐせばシャーベットにも早変わりです♪
また桃はスイーツとしてだけではなく食事としても使えます!
トマトと桃のマリネ
桃 1個
ミニトマト 10個(赤だけでなく黄色やオレンジなど混ぜるとよりキレイです)
バルサミコ酢 or 醤油 大さじ1
はちみつ 小さじ1
粗びき黒こしょう 少々
オリーブオイル 適量
●作り方
1、桃は皮を剥いて種を取りくし切りにします
2、トマトはヘタを取って洗ったら半分に切ります
3、ボウルにバルサミコ酢、はちみつ、黒胡椒を混ぜ合わせてそこに桃とトマトを入れます
4、食べるまで冷蔵庫で冷やしておいて、食べる時にオリーブオイルを適量回しかけます
このマリネを葉物野菜に乗せれば簡単サラダに。
モッツァレラチーズや他の果物、パイナップルやレーズンなど加えてもおいしいです。
桃が加わるだけで一気にオシャレ度も増すのでちょっと食卓を華やかにしたい時にはもってこいですね♪
かたい桃をやわらかくする方法とアレンジレシピ まとめ
かたい桃は砂糖を加えて加熱するとやわらかくなって食べやすくなりますし、スイーツ系だけでなくサラダやスープなど食事として食べてもオシャレです。
また、桃は品種によっては柔らかくならないものもあります。
案外、柔らかくなるものでもかたい時に食べてみたら美味しくハマることも。桃は柔らかいもの、という固定概念を取り払ってみたら意外と、かたい桃の美味しさに目覚めてしまうなんてこともあるかもしれません。(私のことだったりします^^)
かたい桃、柔らかい桃、色々とアレンジした桃。
あれこれ食べ比べて桃の美味しさを発見してもらえたらと思います♪
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