アボカドって、コレだ!と思って選んでもまだかたかったり逆に熟しすぎていたり…食べ頃を選ぶのって難しいと感じている人も多いと思います。
今回はアボカドを選ぶ際のポイントとなる、見るべき4ヶ所についてご紹介します!
アボカドの見極めポイント
アボカドは食べ頃を見極めるのが難しい食材ですが、見るポイントは基本的に色・かたさ・ヘタの具合です。
まずは色を見る
基本的には、アボカドは緑色よりも黒ずんでいる方が熟していて食べ頃です。
↑この写真だと右上の焦げ茶っぽいのは色としては良い感じ、左上や右下の緑色のものはまだ未熟でかたいだろうなと予想できます。
しかし黒っぽければどれでもいつでも食べ頃!とも限らないのがアボカドの厄介なところ。ものによっては緑色でもちゃんと熟していて食べ時のものもあったりするんです。皮の色と中の追熟具合は必ずしも一致しないんですね。
なのに色だけで判断して、まだ緑だから…と置いておくと今度は熟し過ぎてしまって気付いたら傷んでいた、なんてこともまま起こり得ます。
そこで次の判断材料となるのが…
触ってかたさを見る
アボカドはかたいものよりやわらかいと感じるものの方が熟れていて食べ頃です。手に取ったら軽~く握るように触ってみてください。あまり強く押すとそこから中が黒く傷むのであくまで軽く。
若い未熟なアボガドは押さえるとジャガイモみたいなかたさです。全然押せない!いかにも若い!そんな状態。
食べ頃になると、新鮮でハリのあるナスみたいなやわらかさになります。やわらかいだけじゃなくてハリもある状態。あまり良くはないですが近くに売られているハリツヤの良いナスをちょっと拝借してみるのも手?触るのはあくまで優しく※
逆に熟れすぎだと持った瞬間にやわらかっ!と思うくらい、押すとすぐに沈むような感覚があります。ハリがなくなってしまうんですね。これだと熟れすぎて中が変色している可能性があります。
アボカドはいかんせん皮が黒っぽいので、たとえばピンポイントで押されて傷んでいる箇所があったとしてもほぼわからないんですよね。桃に圧がかかると茶色くなるのと同じ感じで緑色以下肉が黒っぽくなるのですが、でも食べるのには全然問題はないのでご安心を。そのまま置いておくとそこから傷みやすいという心配はありますが、切ってすぐに食べてしまう分には神経質になる必要はないレベルです^^
色と触った感覚と、更にもう1つ。アボカドの食べ頃を見極めるポイントがあります。それは、
ヘタの具合
色も焦げ茶~黒っぽくて感触も良い感じがする、そしたらヘタを見てみてください。
まずヘタが取れているものは避けた方が良いです。ヘタが取れるとそこから中身が傷んでしまう可能性があるので選ぶならヘタの取れていないものの方が良いです。
ではそのヘタの状態ですが、押してみて浮く感じがあるものが食べ頃です。熟して水分が抜けてくるとヘタと実の隙間がなくなって段々とヘタが埋もれていくので、ヘタが実にくっついているようだとそれは熟れすぎている可能性もあるかも知れません。
ヘタの有無を見て、そしてヘタは埋もれていなくて実の付け根の隙間が空いている、ヘタが浮いているものの方が食べ頃です◎
ざっくりまとめますと、食べ頃のアボカドは
●焦げ茶~黒っぽい色のもの
●ハリもありつつ適度なやわらかさもあるもの
●ヘタが浮いているもの
こんなアボカドを選べばそうそう外れることはないと思います。
黒っぽくてもかたい未熟なものはたくさんあるので、どちらかと言うと色よりも食感で判断した方が見極めやすいと思います。かたさはそのまま食感になります。
とは言えアボカドは本当に見極めるのが難しくて緑色でも食べ頃のものはあります。手触りやヘタの具合と、皮の表面のシワ具合も見てみてください。
ちょっと見にくいですが、皮全体に入っている均等なシワではなくて、力強く長く浮いたシワ・筋が入っているものが時々あります。一見傷んでるように見えるかもしれませんが、実はこのシワは熟しているサイン!
でもまだ黒くならないしな~って待っていると気付いたら熟れ過ぎて中が茶色(黒色!?)になっている、なんてことを私は何度か経験していたり^^;そこも見極め材料としてぜひ活用してみてください♪
▼アボカドカッターってあるとなんだかんだ便利です
アボカドを選ぶ時の注意点
アボガドを買う時はあえて未熟なものを選ぶ買い方もあります。
その日にすぐ食べるなら先にご紹介した食べ頃のものを選んでほしいですが、でもちょっと考えてみてください。アボカドを買う時は、殆どの人がアレコレ触ってその具合を確かめて選びますよね。自分だってそんな1人ですよね。
ということは、もしかしたらアボカドの意図しないところで無理やりやわらかくなっている可能性があるかもしれない、ということ。誰かが強く押さえてそこから傷んでやわらかくなって、そういう良くないやわらかい状態をわからずに熟したやわらかさと思って買ってしまったら、それはおいしいやわらかさじゃなかったということがないとも言い切れません。
それを防ぐにはあえて青々しいかたいものを買っておいて、自分で状態を都度確認すれば自然に熟したアボカドを食べられる、という訳です。
そのやわらかさが傷みによるものなのか否かの判断はとても難しいので、勿論おいしいやわらかさの場合もあります。ただ可能性としてはどちらも有り得るので、そういうところも気になるならあえて未熟なものを選ぶというのも1つの方法です◎
逆に言うなら、自分が店頭で選ぶ時は強く押しすぎないように、そんなアボカドを増やさないようにやさしく扱いたいですね^^
食べ頃のアボカドを見極めるポイント まとめ
見れば見るほどどれが良いのかわからない!となってしまったら、もうその時は売り場担当の店員さんに聞いてしまうのも手です。素人目よりは日々現場に携わっている人の方が目が肥えているのは確かですよね。
とは言えアボカドは仕事で扱っている人でも見極めるのが難しいとされる食材。なので、薦めてもらったものが思っていたほど熟れていなかったり言われたことと多少違っていても、どうかお怒りにならず…気に入らなければ交換してもらったり、まぁこういうこともあるよねと寛容な心で受け止めるくらいの、アボカドってそういうものなんだと思っていた方が良いんじゃないかと。個人的には思っています。
何度か買っていれば次第に感覚も掴めてきますし、何事も経験です♪
ところでアボカドって美容に良いって言うけど、具体的にどう良いのかご存知ですか?
コメント