果実酒を作るために買った氷砂糖。
果実酒は無事漬け込めたけど、氷砂糖がたくさん余ってしまったどうしようコレ!?
など氷砂糖を持て余している人の為に。
今回は氷砂糖の使い道をいろいろご紹介いたします♪
スイーツ、お菓子作りに
個人的な話ではありますが、私は小さい頃は飴が大好きで氷砂糖もよく食べていました。家族で喫茶店とかに行ってそこに置いてあるザラメもよくそのまま食べていたり。笑
今の子供はおやつに氷砂糖は食べないのですかね?ちょっとわからないのですが、ひとまず、氷砂糖はそのまま食べておやつになります!これ究極に簡単な食べ方!w
疲れた時やちょっと口さみしい時に一欠舐めてエネルギーチャージ♪
砕いた氷砂糖を焼き菓子の生地に混ぜるとザクザクシャリシャリっとした食感が楽しめます。
ホットケーキやワッフル、パウンドケーキ、カステラ、クッキーなど粉物のお菓子作りにおすすめです♪
氷砂糖のゆっくりと溶けることを利用する使い方だと、プレーンヨーグルトに一晩入れて浸け置くと翌朝には溶けて丁度食べごろに◎
時間に余裕がある時は、小豆から煮て作るぜんざいなんていかがでしょうか^^
氷砂糖を使ったぜんざいの作り方
●材料(5~6人分)
小豆 200g
氷砂糖 280g
塩 少々
●作り方
1、小豆をザルに入れ、ホコリを落とす程度にサッと洗ったら水を張ったボウルに12時間(一晩)浸す
2、一晩経ったら小豆を水洗いし、厚手の鍋に水500mlと1の小豆を入れたら強めの中火にかけて沸騰させる
3、茹で汁の色が変わってきたら豆からアクが出てきたサインなので、色が変わってきてアクが抜けたら一旦火を止めてお湯を全部捨てる
4、新しく水500mlを鍋に入れたら2の小豆を入れ、豆が動かないくらいの中火で10分煮る
5、10分経ったら火を止めて氷砂糖をまず半量の140g入れて一日そのまま放置する
6、一日経ったら残りの氷砂糖を入れて、中火で15分煮る
7、火を止めたら塩少々を加え混ぜて、そのまま一日寝かせて完成!
食べる時は温めていただきます。お好みでお餅や白玉団子を加えて♪
1から手作りすると時間はかかりますが、手間暇かけた分きっといつものぜんざいよりおいしく感じられると思います^^*
料理に
普段の料理に砂糖を使っているなら、氷砂糖も勿論使えます◎しかも上白糖などの白砂糖よりも氷砂糖を使った方が、氷砂糖は普通の砂糖に比べて純度が高いので上品で優しい甘さになったりコクが出て美味しくなるんです♪
氷砂糖を使う料理としては煮物が適していると思います。すなわち時間をかけて加熱する料理、です。
先にご紹介したぜんざいにも通じるところがありますが、お正月の黒豆みたいな時間をかけて甘く煮る場合が使いやすいです。
他には魚の煮付けや豚の角煮、黒酢煮なんかがありますね。レシピの砂糖のところを氷砂糖に置き換えるだけ◎
また照り焼きソースなどのたれ作りにも使えます。
しょうゆ:酒:みりん:砂糖=2:2:2:1 の割合で鍋に入れて焦げないように混ぜながら煮詰めて完成。
このたれをベースにして、
- 赤ワイン+バターで牛肉に
- 白ワイン+おろしにんにくで鶏肉に
- 玉ねぎのみじん切り+おろし生姜で豚肉に
- 生姜+にんにく+塩胡椒で野菜に
などなどお好みでアレンジ自在♪
一度に沢山使いたいならすき焼きの割り下もおすすめ。
割り下の作り方
●材料(約4人分)
氷砂糖 50g
水 400ml
酒 150ml
醤油 100ml
●作り方
1、鍋に酒、氷砂糖、水200mlを入れて煮立てる
2、更に醤油、水200mlを加えてさっと煮立てて、そのまま冷やす
あとはすき焼きの具材を焼いて、そこに割り下を加えて調理しましょう。
料理に使う場合は味見のタイミングに気をつけてください。氷砂糖が溶けるのに時間がかかるので、溶け切る前に味見してしまうと時間が経って全部溶けた時には甘すぎた!ということになってしまう可能性も。気持ち少なめに入れて様子を見ながら加糖していくと安心です^^
飲む
唐突ですが、「キャンディス」ってご存知ですか?
キャンディスはドイツ語で氷砂糖の意味で、ドイツの氷砂糖の老舗メーカー、ミヒャエルセン(L.W.C.MICHELSEN)が製造している氷砂糖のシロップ漬けが「Kandis(キャンディス)」という商品です。
ドイツの一部地域には紅茶に氷砂糖を入れて飲む習慣があるんだそうです。なんだか時間の豊かさが感じられますね^^
キャンディスには種類があって、レモン、オレンジ、はちみつ、洋梨などいろんなフレーバーシロップで漬けられています。
なるほどオシャレ~♪という代物な訳ですが、これ、簡単に作れますよね!?
勿論ミヒャエルセンの味の再現とは行かないでしょうが、ラム酒に氷砂糖を漬ければOKだと思いませんか?ブランデーにオレンジやレモンスライスと一緒に漬けたり、個人的な好みではボタニスト(ジン)に漬けたり。
果実酒だけじゃなくて果実のシロップ漬けを作る時にも氷砂糖はよく使われますが、果物の下処理や準備が面倒でもお酒にただ氷砂糖を入れるだけなら簡単ですよね♪
出来上がったら紅茶に入れて飲むのはもちろん、コーヒーやホットミルク、炭酸に入れても良いし、アイスクリームやヨーグルトにトッピングして食べたり、焼き菓子に混ぜて使うことも出来ますね。
いつもとちょっと違った風味の飲み物が味わえますよ♪
保存しておくのもアリ
氷砂糖は非常に純度が高くて品質が安定した食品の為、長期保存が可能です。
炎天下の下に長時間とか雨ざらしにするとかじゃなく、キッチンのストック場所に普通に保管しておけば腐敗や品質の劣化は基本的になく、それ故に賞味期限の表示義務もありません。実際に氷砂糖の袋には「砂糖は長期保存可能食品であり賞味期限は記載しておりません」という記載も。
非常食によく見るカンパンの中にも氷砂糖とか金平糖が入っていますよね。長期間の品質維持が可能なこともあるし、砂糖には唾液を促してカンパンを食べやすくしてくれる役割もありますね◎
また氷砂糖を10kg貰って使い切るのに10年以上かかったという知人もいます^^;つまりそれくらい平気だということ。
湿気でベタベタになっていたり変色していなければ食べても問題はないと考えて大丈夫です。抵抗はあると思いますが、心配ならちょっと舐めて味を確認してみると良いですね。
長期保存が可能なのでまた来年の果実酒作りに使うことも勿論出来るし、小さく砕いて保存しておくと日常的に使いやすくなるのでおすすめ!即ちザラメを作る感じです♪
ミキサーやブレンダーで砕くのは力もいらないし手っ取り早い方法。
こういう↓
1~2cmくらいの小さな氷砂糖ならコーヒーミルで粉砕して小さくすることも出来ます。
他には、頑丈なビニル袋を複数枚重ねた中に氷砂糖を入れたらアスファルトやコンクリートなどに叩きつけて砕いたり、ビニル袋をタオルなどで包んでその上からハンマーで叩いて砕く方法も。やりやすい方法で^^
氷砂糖を砕いたら…
砕いたら、保存瓶やジップロックなどの保存袋に入れておけばOK。あとは普段の砂糖と同じように料理に使ったり飲み物に入れたりするだけです◎
氷砂糖の使い道 まとめ
氷砂糖はそのままだと溶けにくいことを除けば他の砂糖と同じように使うことが出来ます。しかも基本的に腐らないのできちんと保管しておけば10年は余裕で持ちます。いざとなったら非常食にもなるので何かと重宝するはず◎
毎日の料理に少しずつ使いつつ、気が向いたらまた来年果実酒作りに挑戦したり、ちょっとドイツ気分を味わってみたり。
色々工夫して氷砂糖の使い道を試してみてください♪
氷砂糖を使った果実酒の作り方はこちら
>>桃酒の作り方
果実酒に氷砂糖を使う理由はご存知ですか?
コメント