長ネギの保存って、単純に切って冷蔵庫に入れて置けば良いの?
それとも切らずにそのまま常温で置いた方が良い?
長持ちさせる工夫やコツって?
今回は長ネギ、白ネギの保存方法についてご紹介します♪
常温での長ネギの保存方法
長ネギは常温保存が出来る野菜です。
スーパーでも常温のコーナーで売られている時がありますよね。
ただし高温になる夏場は冷蔵庫で保存した方が長持ちします。
気温の低い冬場なら常温保存でも問題ありません。
長ネギは乾燥しないように保存します。
まず、買ってきた時にナイロンの袋に入っていたら袋から出しましょう。袋に入ったままで保存すると中に湿気がこもってカビたり腐りやすくなってしまいます。
出したら、乾燥を防ぐために濡らした新聞紙やキッチンペーパーなどで包みます。
この時、ポタポタと水が滴るくらいに新聞紙を濡らしすぎると逆に腐ってしまうので、あくまで乾燥してカラカラになるのを防ぐ程度に、湿っている程度に濡らしておけばOK。
途中で新聞紙が乾いていたらその都度また湿らせれば大丈夫です。
泥付きのネギの場合は泥は付けたままにして紙に包むと良いです。泥が乾燥を防いでくれるのでより乾燥防止になります。
▼ねぎと言ったら深谷ねぎ!泥付きで♪
湿らせた紙に包んだら直射日光を避けて冷暗所に置いておけば良いのですが、この時の置き方は立てて置くのがベスト!
ネギだったり大根だったり、縦に生えて成長する野菜は縦に保存した方が持ちが良くなるというのをご存知ですか?
果物もそうですが野菜も、収穫したあとでも生きていますよね。
縦に成長するものを横の状態で置くと、縦の時よりも余分にエネルギーを消費してしまうのでそれだけ栄養分が早くなくなっていってしまいます。
なので縦に成長するものなら本来あるべき縦の状態に置いておけば成長のエネルギー消費も少なく済むというわけなんですね^^
立てて置ける場所がないという場合、牛乳パックや切ったペットボトルなどを使えば簡単に立てられるようになるので活用してみても◎
この状態で保存すれば2週間は軽くもちます。
使う時にちょっと乾いてしまっていても、表面の1枚をぐるりと剥けば中は問題なく使えるので捨ててしまわないでくださいね。
土に植える
また常温保存の方法のひとつとして土に植えて保存する方法もあります。
庭がなくても植木鉢やプランターで大丈夫。根っこから5cmくらいは残して土に植えるだけ。
もちろん1本そのままの状態で植えても良いです。
最初は萎れてしまうこともあるかもしれませんが、腐っていなければちゃんと元気になります。
上の部分を切り取って食べても次から次へとネギが出てきます。
冬場の寒い時期は成長も鈍くなりますが、春に向かって気温が上がってくるとどんどん伸びていきます。
お手軽に家庭菜園が出来るので楽しいですよ♪
冷蔵庫での長ネギの保存方法
気温が高い夏場などは、常温ではなく冷蔵庫で保存したほうが長ネギは長持ちします。
でも長ネギって、名前の通り長いですよね。
1本そのままの状態で冷蔵庫に入れようと思うと、結構大変です。
冷蔵庫が大きめだったりスペースが空いていれば良いですが必ずしもそうとは限らない…
もしも1本のまま入る余裕があるなら、先にご紹介したように湿らせた新聞紙などで包んで、冷蔵庫は乾燥しやすいので更にラップを巻いたりビニール袋に入れて立てて保存します。斜めでも良いので寝かせるよりはいくらか立った状態で置くと良いですね。
1本のまま入れられない場合は白い部分と緑色の部分などで切り分ければOK。私はよく、枝分かれしているグラデーションになっているところでカットして分けています。
切り分けたら湿らせた新聞紙やキッチンペーパーなどでくるんでビニール袋に入れて立てて保存します。
使いかけの長ネギでも同じように保存すればOK。
使い終わったら残った分を湿らせた紙に包んで、ラップでまいてまた袋に入れて立てて保存しましょう。
これで~2週間ほど持ちます。
切るとそれだけ乾燥する面積が増えてしまうので切らずに保存するのが一番長持ちさせられますが、でもあらかじめ切っておけば何かと便利ではありますよね。使いかけで微妙に残ってしまった時なんかにも。
切って冷蔵庫で保存する方法は、輪切りやみじん切りなど好きな大きさに刻んだらタッパーや保存袋に入れて冷蔵庫に保存すれば良いです。
この時のポイントは、保存容器に入れる前に軽く水分を飛ばしてから保存すること。
切った野菜が傷む大きな原因は水分なので、刻んだら3分くらいキッチンペーパーの上に広げて乾かしてから容器に移したり、タッパーで保存するなら底にキッチンペーパーを敷いてからネギを入れると余分な水分を吸ってくれます。
これで~1週間ほど持ちます。
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冷凍庫での長ネギの保存方法
長ネギは冷凍保存も可能です。
みじん切り、輪切り、斜め切りなど使いやすい大きさにカットしたらジップロックなどの保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
長いままで冷凍しても良いですが、使う時に硬くて切りにくいので、それならはじめから使いやすい大きさに切ってから冷凍させた方が使い勝手は良くなると思います。
長いまま冷凍したのでなければ特に解凍する必要はなくて、そのまま味噌汁に入れたり炒め物に加えたり、青い部分は料理の差し色にもなるので何かと便利♪
ネギを洗ってすぐに切って冷凍保存すると、残った水分でネギがくっついて塊で凍ってしまいます。
固まらないようにするには、洗ったらよく水気を除いてから切ると良いです。
もし保存袋の中で冷凍して固まってしまっても、外から軽く叩いたり揉んだりすれば簡単にバラバラに出来ます。
冷凍可能なタッパーなどの容器で保存しても良いですが、袋の方がバラバラにしやすいので個人的にはおすすめです。タッパーで凍らせてネギがくっついてしまった時は使う分だけスプーンやフォークでほじり取れば良いですね。
ネギは結構ニオイがする野菜なので、ニオイ漏れが気になるなら袋を2重、3重にしたりタッパーをラップで包むなどすればニオイ対策になります。
凍らせたネギを生食で使うのはあまりおすすめしません。
冷奴に乗せたりざる蕎麦のつゆに入れたりなど薬味として使う場合、冷凍ネギだと溶けてべちゃっとしてしまってあんまり美味しくないからです。加熱して使った方がおいしく食べられます。
長ネギの青い部分は硬めで食感があまり良くないものだと捨ててしまう人も多いです。
私はあの内側のぬるぬるっとしたのが苦手です^^;
なのですが、この青い部分は肉や野菜の臭み取りとして使うことが出来ます!
無理して食べなくても料理に活用ができるので、ぜひ捨てないで使い切ってもらえたらなと思います。
臭み消しとして使う場合は長い状態や5cmくらいにカットして使うことが多いので、長めに切ったらそのまま保存袋に入れて冷凍庫で保存して置けば簡単に調理に使えるのでやってみてください♪
冷凍庫で保存すれば長期保存出来ますが、風味はだんだん落ちていきます。個人的な経験ではありますが、風味を感じられるのは2週間くらいが限度です。
また冷凍すると繊維が崩れるのでシャキっとした食感もなくなってしまいます。
なのでネギの風味を楽しみたい場合には冷凍ネギでは物足りないと思うので、そういう料理には新鮮な生のネギを使って、それ以外の料理には冷凍ネギを使うなど使い分けると良いと思います^^
長ネギの保存方法 まとめ
長ネギは常温で保存が出来ます。
ただし気温の高い夏場などは冷蔵庫で保存した方が長持ちします。
保存する時は乾燥に気をつけて。
湿らせた紙に包んで袋などに入れたら立てた状態で保存しましょう。
また冷凍保存も出来るのですぐに消費できそうにない時には冷凍保存すれば安心ですね。
ただ冷凍したネギは生食にするとあまりおいしくないので、加熱調理して食べる方が個人的にはおすすめです♪
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