「嗅ぎトレ」って、ご存知ですか?
調香師の荘司博行氏が考案、書籍化して広まった「嗅ぎトレ」。
私は雑誌からだにいいことでその言葉自体も初めて知ったのですが^^;その方法がとっても簡単!
しかも大きな病気の改善にもつながる方法だとのことで、何かとストレスが多く疲れやすい中で生きている我々にはもってこい!?
「嗅ぎトレ」って一体どんなもの?
「嗅ぎトレ」ってどういうもの?
嗅ぎトレ(かぎとれ)は、字の通り「嗅ぐ力」を「トレーニング」して鍛える方法を言います!
嗅ぐ力?嗅覚ってトレーニングするものなの?鍛える必要ってある?
なんて私は思ってしまったのですが、身体の筋肉同様に嗅ぐ力も歳とともに衰えていくんだそうです!知らなかった…!
でもソムリエとか香り関係の仕事だと話は別だけど、そうじゃないなら視力とか聴力に比べればまだ嗅覚って、少し衰えてもそんなに困りそうでもないような?
なんてことは、ないんですね><
ちょっと考えてみても、嗅覚が弱るとごはんのおいしさが半減するし周りの人にスメハラをしてしまってるかも分からない、怖いところだとガス漏れに気付けないとか火事に気付くのが遅れて…なんてことにもならないとは言い切れませんよね。
そんな生きるための重要な感覚である嗅覚が、実は知らないうちに加齢によって低下してしまっているかもしれないと。
でも加齢で衰えるんじゃぁ仕方ないよね…と諦めてしまうにはまだまだ早い!
嗅ぐ力はとっても簡単な方法で鍛えることが可能。
嗅ぐ力を取り戻せば日常の小さなことにも気付きやすくなるし、更に
- 疲れがとれる
- うつ病の改善
- 認知症になりにくくなる
という病気の予防にもつながります。
ではそんな「嗅ぎトレ」の具体的なやり方を次でご紹介いたします♪
嗅ぎトレのやり方はとっても簡単
嗅ぎトレの方法は「においを嗅ぐ」、以上です!!
と言ってもただ嗅ぐのではなくて、嗅ぐ物をきちんと意識して嗅ぐのがポイント。
1、「今からこのにおいを嗅ぐよ~」と頭で1度唱えてからにおいを嗅ぎます
2、においを嗅いだら「どんなにおいがした?」と考えてみましょう!
つまり、意識して脳を働かせながらにおいを嗅ぐことが「嗅ぐ力」を高めることにつながるという訳です。
[quads id=1]嗅ぎトレのカギは「緑のにおい」?
香りの効果で心身をリラックスさせる方法にアロマテラピーがありますよね。
柑橘の香りやハーブ、バラなど様々な香りのアルマオイルもありますが、嗅ぎトレの要になるのは青葉アルコールと呼ばれる緑のにおいです。
青葉アルコールは緑茶の香り成分として発見された成分で、特に新茶に多く含まれています。
八十八夜を過ぎると出回る新茶は、緑茶の中でも特別良い香りがする気がしますよね♪
人生で1度は茶摘みを体験したいなぁと思います^^
青葉アルコールはいわゆる「青臭い緑のにおい」で、野菜や植物の青々した香りの主成分になっているものです。青葉アルコールを嗅ぐとどういうことが起こるかと言いますと…
- 鼻の嗅細胞が刺激されて脳の神経細胞に作用し脳細胞の機能が高まる
- 細胞にかかる負担が軽くなる
- 疲れの元になる活性酸素の発生を抑えられる
- 疲労が軽くなる
というように青葉アルコールには
- 免疫力を高める
- 自律神経を整える
- 疲れをとりリラックス効果をもたらす
このような効果が期待されています。
この青葉アルコールの効果を利用したハーブ油や香水などの製品もあります。
もしかしたら知らなかっただけで青葉アルコール入の製品を既に使っていたかもしれませんね^^
▼こちらは青葉アルコールを使った芳香剤
青葉アルコールの取り入れ方は?
紹介しておいてなんですが、↑のような製品をわざわざ買わなくても青葉アルコールを取り入れた「嗅ぎトレ」はとっても簡単に出来ます♪その方法は次の4つ。
嗅ぎトレ①緑茶を飲む
青葉アルコールは水に溶けやすい成分なのでお茶として飲むだけでもリラックス効果が得られます。
青葉アルコールは特に新茶に多いので、時期が合うなら新茶を飲むとより良さそうですね。
緑茶の爽やかな香りを嗅ぎながら飲めば疲労回復効果もUP◎
嗅ぎトレ②茶葉を置く
小皿などに茶葉を少量とったら、リビングやデスクなど好きなところに置くだけ。
青葉アルコールの香りが漂うだけで、鼻の嗅細胞を通じて脳に働きかけ疲れを取る効果が得られます。
ただし青葉アルコールの香りは3~4時間で消えてしまうのでそれ以上経ったら取り替えるなどすると良いですね。
嗅ぎトレ③緑茶の出し殻inお風呂
青葉アルコールが酸化すると青葉アルデヒドという成分が発生します。青葉アルコールは水溶性でお茶を淹れると溶け出しますが、青葉アルデヒドは出し殻にも残ります。
これを湯船に入れて浸かればお風呂で嗅ぎトレになるという訳ですね◎
茶殻をそのまま入れてしまうと栓に詰まってしまうので、出汁パックやネットに入れたりガーゼで包むなどしてからお風呂に入れると安心です。
ティーバッグタイプの緑茶ならそのまま入れてしまえばOKですね^^
また湯船の縁に茶渋が残らないように入浴後は湯船を洗い流すのもお忘れなく。
緑茶以外で嗅ぎトレが出来るものはある?
嗅ぎトレに有効な青葉アルコールですが、緑茶以外のものでも手軽に嗅ぎトレが出来ます。
たとえば…
野菜の葉をちぎる
青葉アルコールは野菜の葉の部分に多いので切ったりちぎる瞬間に強く香ります。
仕事帰りで疲れた~という時の夕飯にはキャベツやレタスを使いましょう!
▲気付いたら千切りマスターになっているかも!!
野菜売り場に行く
野菜売り場は青葉アルコールが含まれる野菜や果物の宝庫!
疲れた時は野菜売り場でちょっと佇むのもあり?
▲ビタミンカラーには元気ももらえます♪
草むしりをする
草にも青葉アルコールが含まれるものがあるので、草むしりをして葉をちぎることが嗅ぎトレに繋がります。
疲れている時に草むしりなんて面倒で億劫ですが、でも草むしりをしている時の青々としたにおいってそういえば爽やかだよなぁと思い返してみたり。
庭もきれいになるしストレスも解消される草むしりはまさに一石二鳥!自宅にお庭がある人はぜひ♪
▲こういう空き地の前を通るだけでも草の青々したにおいがしますよね
「嗅ぎトレ」とは?方法と効果 まとめ
ということでまとめますと、
- 「嗅ぎトレ」は対象物を見て・考えてにいおいを嗅ぐことで意識的に嗅ぐ力を高める方法
- 「嗅ぎトレ」には青葉アルコールを含む緑茶を活用するのが手軽
- 緑茶以外でも葉野菜の料理や草むしりなどでも嗅ぎトレになる
となります♪
■お茶の解毒作用を利用したティートックスはご存知ですか?
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